凍雨(とうう, 英:Ice pellets)とは、透明あるいは半透明の氷が雨のように降る気象現象。
目次
1 メカニズムと特徴
2 分類
3 天気記号
4 関連項目
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雨が上空で凍ったものと考えると分かりやすいが、厳密には雪が解けて再び凍ったものである。雪が雨に変わる際に見られる。
地表付近の気温が0℃以下で、上空の気温が0℃以上の場合に発生する降水現象で、雪や霰が雲より落下する間に上空の0℃以上の空気の層を通過したために一旦融解して水滴となり、その後地表付近の0℃以下の空気の層を通過する間に再び凍結したものである。
霰や雪が不透明あるいは半透明なのに対し、凍雨はほぼ透明で、場合によっては中心部が気泡により半透明になっているので区別できる。
上空の0℃以上の空気の層に比べて、地表付近の0℃以下の空気の層が厚く、雨粒が再凍結するのに十分な冷気層があるときに起こる。同じような発生条件であっても、上空の0℃以上の空気の層が厚く、地表付近の0℃以下の空気の層が薄いと、雨粒は0℃以下であっても凍結しない過冷却状態となり、地面などに落ちた瞬間に凍結する雨氷となる。凍雨もあまりよく見られる気象現象ではないが、雨氷はほとんど見られない珍しい現象で、見られる地域も限られる。
英語の"Freezing rain"は日本語に直訳すれば「凍雨」であるが、雨氷のことを指しているので注意しなければならない。
また、気象学的に凍雨 (ice pellets) は、霙 (Sleet) と霰 (Graupel) の両方に含まれる。霰は雪あられ (snow pellets) と氷あられ (ice pellets) に分けられるが、同じice pelletsである凍雨と氷あられを同一のものとすることもある。
なお、天気の種類としては霰に含まれるが、天気予報の予報文においては雪として扱われる(霙と同様)。
国際式天気記号
0X
1X
2X
3X
4X
5X
6X
7X
8X
9X
X0X1X2X3X4X5X6X7X8X9
表・話・編・歴
国際式天気図の天気記号では、
79.凍雨
83.弱いしゅう雨性のみぞれ
84.並または強いしゅう雨性のみぞれ
87.弱い雪あられまたは氷あられ
88.並または強い雪あられまたは氷あられ
93.観測時に弱い雪、みぞれ、雪あられ、氷あられ、ひょう(前1時間に雷電があったが観測時にない)
94.観測時に並または強い雪、みぞれ、雪あられ、氷あられ、ひょう(前1時間に雷電があったが観測時にない)
96.弱または並の雷電で、観測時にひょう、氷あられ、雪あられを伴う
99.強い雷電で、観測時にひょう、氷あられ、雪あられを伴う
の9種類が凍雨を表す。79のみが凍雨単独の状態で、外は雪などの現象を伴う状態を表す。
日本式天気図の天気記号では、前述のとおり霙が凍雨を表す。ただし、雷を伴う場合は優先順位によりこれと異なることがある。
定時飛行場実況気象通報式 (METER) の「降水現象」の欄では、PLが凍雨を表す。
表・話・編・歴気象現象
天気快晴 - 晴れ - 曇り / 天気の分類(国際式 - 日本式)
降水現象雨( - 霧雨 - 集中豪雨 - ゲリラ豪雨) - 雪( - 霧雪) - 霰(氷あられ - 雪あられ - 凍雨) - 雹 - 霙 - 雨氷( - 着氷性霧雨) - 細氷
着氷霧氷(樹氷 - 霜 - 粗氷 - 樹霜) - 雨氷
凝結現象雲 - 霧 - 靄 - 氷霧 - 露 - 霜柱
視程障害現象煙霧 - スモッグ - 風塵 - 地吹雪 - 砂嵐
風突風(塵旋風 - 竜巻 - ダウンバースト - 乱気流) - 凪 / 上昇気流 - 下降気流 / 卓越風 - 季節風 - 地方風 - 海陸風 - 山谷風
大気光学現象虹 - 月虹 - 彩雲 - 光冠 - 光輪 - 光芒 - 暈 - 幻日(月) - 環天頂アーク - 環水平アーク - 外接ハロ - ラテラルアーク - パリーアーク - 太陽柱 - 幻日(月)環 - 対日照 - 朝(夕)焼け - グリーンフラッシュ - ブルーモーメント - 蜃気楼 …