写真(しゃしん、 photograph、photography)とは狭義には穴やレンズを通して対象物を結像させ、物体で反射した光及び物体が発した光を感光剤に焼き付けたのち、現像処理をして可視化したものである。感光剤に焼き付けるまでを行う機器は基本的にカメラと呼ばれる。
"photograph" という語はイギリスの天文学者ジョン・ハーシェルが創案した。「photo-」は「光の」、「-graph」は「かく(書く、描く)もの」「かかれたもの」という意味であり、合わせて「光の画」と訳せたという意見を必ずしも否定できない。しかしながら、日本では光が写すのではなく「光景を写す」という意味の造語が行われた。"photograph"から、略してフォトと呼ぶこともある。写真はデジタル写真の電子データである場合画像と呼ぶ。
目次
1 写真の原理
1.1 銀塩写真の原理
1.2 半導体撮像素子の原理
1.3 相反則と相反則不軌
1.4 写真の撮影
1.5 写真の出力
2 写真の種類
2.1 フィルム写真
2.1.1 モノクローム(写真)
2.1.2 カラー(写真)
2.2 デジタル写真
3 写真の性質(フィルム写真とデジタル写真)
3.1 再現性
3.2 融通性
3.3 利便性
3.4 経済性
3.5 保存性
3.6 像の真正性
3.7 アスペクト比
4 歴史
4.1 写真発明以前
4.2 写真発明以降
5 写真の使用
5.1 写真と芸術
6 関連情報
6.1 機材
6.2 技法
6.3 写真に強いミュージアム
6.4 ギャラリー
6.5 写真の学校
6.6 写真の雑誌
6.7 写真の賞
7 出典、注釈
8 参考文献
9 関連項目
10 外部リンク
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光に対してレンズやカメラ等の機器を用いて、屈折、遮断等の光学的な操作を行い特定の波長の光に感光する物質(感光材)に照射し、感光させる。 感光させた感光材に対して、必要ならば現像等の可視化や定着等の感光能力の消失等の操作、焼き付けや印刷等により明暗の反転や拡大を行うなどして、最終的な画像を得る。 得られた画像は再び光を当てて鑑賞する事が可能である。
ハロゲン化銀は光を与えると銀イオンが還元され、イオン化されない銀ができる。感光して銀になってもそのままでは画像にはならない。感光した部分にある銀はごく少量のため、適当な量まで銀を増やす必要がある。これは現像液で行なう。また、感光しなかった部分はそれ以上感光しては困るため、不要な部分の銀分子は取り除く必要がある。これは定着処理で行なう。
ハロゲン化銀は感光するとき、波長を吸収する領域は青色によっている。そこで、可視領域にわたって感光させるために感光色素を用いて本来の吸収波長以外にも反応が起こるように設定する。まず感光色素が光に反応し、色素の電子がハロゲン化銀へ移動することによってハロゲン化銀の直接の感光と同様の変化が成立する。可視的な電磁波の特定の波長領域にのみ感光するようにし、三原色に対応するように感光層を重ねるとカラーフィルムになる。
CCDの場合、半導体撮像素子に入射した光子がPN接合に入ると電子が発生する。量子効率は銀塩写真のハロゲン化銀の場合よりもはるかに高いため、高感度である。発生した電子を走査することでAD変換機へ送る。VHS等、アナログ式の場合は電荷量に応じて信号の強弱を記録媒体に記録する。(シャノン=ハートレーの定理)
ビジコン管の場合、光電面に入射した光子によって電位が変化し、走査することで電位の強弱を記録媒体に記録する。
基本的に写真の感光量は光の量(単位時間あたりの光の量×光が当たった時間)によって決まる。これを相反則という。ただし、感光量は入射した光の量にどこまでも比例するのではない。未露光部はベースフィルム以上淡色にはならないし、感光するハロゲン化銀は限られているから一定以上の光を当ててもそれ以上濃くならない。従って、光の入射量と画像の濃さをグラフにするとシグモイド関数のようになる。変化の中間部は直線的であり、この部分の傾きのことをガンマという。