六曜
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六曜(ろくよう)は、暦注の一つで、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種をいう。

日本では、の中でも有名な暦注の一つで、一般のカレンダー手帳にも記載されている。今日の日本においては信じる人が多く、結婚式は大安がよい、葬式は友引を避けるなど、主に冠婚葬祭などの儀式と結びついて使用されている。

六輝(ろっき)や宿曜(すくよう)ともいうが、これは七曜との混同を避けるために、明治以後に作られた名称である。
目次

1 歴史

2 配当

3 各六曜について

3.1 先勝

3.2 友引

3.3 先負

3.4 仏滅

3.5 大安

3.6 赤口


4 旧暦から求める六曜

5 六曜の否定論

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歴史

六曜は中国で生まれたとされるが、いつの時代から暦として確立されたかについては全く不詳である。孔明六曜星とも呼ばれ、諸葛亮が発案し、六曜を用いて軍略を立てていたとの俗説があるが、三国時代から六曜があったということは疑わしく、後世のこじつけであるとするのが定説となっている。また一説には、唐の李淳風の作であるともいうが、これも真偽不詳である。

六曜は元々は、1箇(≒30日)を5等分して6日を一定の周期とし(30÷5 = 6)、それぞれの日を毎に区別する為の単位として使われた。七曜のような使い方がされていたと考えられている。

六曜が中国から日本に伝来したのは、14世紀鎌倉時代末期から室町時代にかけて、とされる。その名称や解釈・順序も少しずつ変えられ、現在では赤口以外は全て名称が変わっている。19世紀初頭の文化年間に現在の形になった。

幕末頃から、民間の暦にひっそりと記載され始めた。明治時代に入って、吉凶付きの暦注は迷信であるとして政府に禁止されたとき、六曜だけは迷信の類ではないと引き続き記載された。このことからかえって人気に拍車をかけることとなり、第二次世界大戦後の爆発的流行に至った。多種多様な暦注のなかでは新顔ながら、現代の日本に広まった。

各六曜には、固有の吉凶・運勢が定められている。勝負事に関する内容が多く、「ゲン(元または験)を担ぐ」ことから、元々は賭場の遊び人や勝負師などの間で用いられ出したものではないかと考えられている。このため、公営競技予想紙には、現在でも日付欄とともに掲載されている。

一般的なカレンダーなどにはこれまで広く用いられてきたが、行政をはじめとする公共機関が作成するカレンダーでは使用せず、掲載を取り止めるよう行政指導を行っている機関もある。根拠のない迷信であること、無用な混乱を避けるなどの理由により採用しないものである。

仏滅や友引という、仏事と関わり合いそうな言葉が多く使われているが、仏教では、釈迦は占いを禁じている。また、浄土真宗では親鸞が「日の吉凶を選ぶことはよくない」と和讃に於いて説いたため、迷信、俗信一般を否定しており、特にタブーとされている。このため、仏教とは一切関係無く、仏事と関わり合いそうな言葉が多いのは、全くの当て字に因る。

一部の人権団体が「六曜のような迷信を信じる事は差別につながる」として、積極的な廃止を求めている。大津市役所が作成した2005年版職員手帳が六曜を載せていたために、人権団体の抗議を受けて回収され、全て廃棄処分されるという事件も発生した。


配当

六曜は先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順で繰り返すが、旧暦の毎月1日の六曜は以下のように固定されている。

1月・7月先勝
2月・8月友引
3月・9月先負
4月・10月仏滅
5月・11月大安
6月・12月赤口

よって、旧暦では月日により六曜が決まることになる。定義としては、旧暦の月の数字と旧暦の日の数字の和が6の倍数であれば大安となる。例えば、旧暦8月15日十五夜は、「(8+15)÷6=3 あまり 5」のため必ず仏滅になり、旧暦4月8日花祭りは、「(4+8)÷6=2 あまり 0」のため必ず大安になる。しかし、新暦のカレンダーの上では、規則正しく循環していたものがある日突然途切れたり、同じ日の六曜が年によって、月によって異なっていたりする。このことが神秘的な感じを与え、これも六曜の人気の要因の一つとなっている。


各六曜について

現在では、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口、とあるが、前述の通り古くは赤口以外は全て名称が異なっている。かつては即吉→共引→周吉→虚亡→泰安→赤口(名称については他説有り)の順で繰り返されていた、とされている。各六曜の詳しい説明は以下の通りである。


先勝

「先んずれば即ち勝つ」の意味。かつては「速喜」「即吉」とも書かれた。万事に急ぐことが良いとされる。

「午前中は吉、午後二時より六時までは凶」と言われる。

「せんしょう」「せんかち」「さきがち」「さきかち」などと読まれる。


友引

「凶事に友を引く」の意味。かつては「勝負なき日と知るべし」といわれ、勝負事で何事も引分けになる日、つまり「共引」とされており、現在のような意味はなかった。陰陽道で、ある日ある方向に事を行うと災いが友に及ぶとする「友引日」というものがあり、これが六曜の友引と混同されたものと考えられている。

「朝は吉、昼は凶、夕は大吉。ただし葬式を忌む」と言われる。

葬式・法事を行うと、友が冥土に引き寄せられる(=死ぬ)との迷信があり、友引の日は火葬場を休業とする地域もある。しかし、六曜は仏教とは関係がないため、友引でも葬儀をする宗派(浄土真宗)がある。火葬場での友引休業を廃止する自治体も増えている。逆に慶事については“幸せのお裾分け”という意味で、結婚披露宴の引出物を発送したりする人もいる。

「ともびき」という読みが一般的となっているが、中国語の「留引」を「ゆういん」と読むことがルーツとなっており、訓読みとなって「ともびき」と当てはめたため、「友を引く」こととは関係がなかった。


先負

「先んずれば即ち負ける」の意味。かつては「小吉」「周吉」と書かれ吉日とされていたが、字面に連られて現在のような解釈がされるようになった。万事に平静であることが良いとされ、勝負事や急用は避けるべきとされる。

「午前中はわるく、午後はよろしい」ともいう。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki