全翼機(ぜんよくき)とは、胴体部や尾翼がなく、一枚の主翼のみによって機体全体が構成された飛行機のこと。
目次
1 概要
2 利点と欠点
2.1 利点
2.2 欠点
3 機体一覧
4 関連項目
5 外部リンク
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一般的な飛行機は、主翼・胴体・垂直尾翼・水平尾翼で構成される。だが、構成要素が多くなるということは、重量が重くなり、空気抵抗も増すということである。そのため、主翼のみで構成される全翼機が古くから研究されてきた。しかし、全翼機には設計上の困難が多くある。
全翼機の利点と欠点は以下のようなものである。
利点
全体の空気抵抗が少なくなる
通常の飛行機では、水平尾翼・垂直尾翼によって機体の安定性を得ている。しかし、これらと胴体との干渉によって空気抵抗が増すことにもなる。
同じ翼面積でも、通常の飛行機より軽量化できる
胴体・尾翼といった部分が無いため、当然重量は軽くなる。また、構造的にも簡単になるためより軽量化しやすい。このような利点が着目され、第二次世界大戦末期から終戦直後にかけてのジェットエンジン黎明期によく研究された。
内部スペースの増加
胴体そのものが揚力を発生させる主翼となるため、内部スペースを大きく空けられる。乗客数を増やした旅客機も構想されている。
ステルス性が高い
尾翼などの反射物が少ないため、ステルス性が高くなる。これはいわば副次的な効果で、全翼機の試験中にわかったことである。これを主目的として作られたのはアメリカ空軍のB-2爆撃機が唯一である。
欠点
機体の安定性が悪い
通常の翼型は縦の動きに対し静的に不安定である。つまり迎角を増やすなり減らすなりする力が働いたとき、翼ではそれを助長するモーメントが働いてしまう。通常の航空機では尾翼を取り付けることにより静安定を確保するが、全翼機では他の方法により安定性を得る必要がある。主翼のみで静安定を確保するには機体形状を工夫するか、さもなくば反転キャンバーを持つような翼型を使用しなければならない。または空力的に安定性を得るのではなくコンピュータによる姿勢制御(フライ・バイ・ワイヤ)を行う方法もある。B-2では常時コンピュータによる姿勢制御を行なっている。
ペイロードを確保しにくい
飛行機では、普通なんらかの荷物を運ぶためのペイロードの確保が必要である。通常の飛行機では胴体に確保できるが、全翼機では翼内に確保しなければならず、そのためには翼全体を大きくしなければならない。そうなると飛行機全体が大きくならざるを得ず、重量が重くなって利点が相殺されてしまう。
設計が困難
上述の欠点を克服できるような設計を行なわなければならず、設計が困難になる。
機体一覧ノースロップ XB-35
ホルテン兄弟(HI?XVIII)
Ho IX(Ho229)
ノースロップ
YB-35/XB-35
YB-49
B-2
その他
ファセットモービル
関連項目
翼平面形
リフティングボディ
無尾翼機
ブレンデッドウィングボディ
外部リンク
⇒全翼機の世界
この「全翼機」は、航空に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています(航空CP/航空PJ)。
カテゴリ: 航空スタブ | 航空機の形態
更新日時:2008年8月24日(日)09:25
取得日時:2008/11/06 10:17