全国ラジオネットワーク(ぜんこくラジオネットワーク)はAM民放局のラジオネットワークの一つである。英称はNational Radio Network(NRN)。東京の文化放送とニッポン放送の2局がキーステーションとなっている。1965年5月3日発足。加盟局は現在40局でありラジオネットワークの組織としては日本最大である(単独加盟局10、クロスネット局30)。
なお、NRNネットワークの送出マスターは東京・浜松町の文化放送内に設置されている。
目次
1 発足のきっかけとネットワークの性格
2 伝送回線
3 加盟局一覧
3.1 補足
4 代表的なネット番組
4.1 文化放送発
4.2 ニッポン放送発
4.3 東北放送発
4.4 東海ラジオ発
4.5 朝日放送発
4.6 KBS京都発
4.7 九州朝日放送発
4.8 その他
5 ギャラリー
6 註
7 関連項目
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発足のきっかけとネットワークの性格
JRNの項にも記載されているが、1960年以降にテレビ放送が全盛となる中、ラジオ事業が後退するといった事態に対処するため、東京放送(TBSラジオ)[1]が当時テレビ網で成功したJNNを模倣参考にしたラジオのラインネットワークを構築しようとJRNが発足しようとしていた。
しかし、番組配信(テープネット)の形で独自のネットワークを構成していた文化放送とナショナルスポンサー付き番組[2]を地方局にセールスすることが主な売上となっていたニッポン放送は、TBSラジオが推し進めようとしたこのラインネットワーク構想を察知すると危惧を感じ、これに対抗するためにラインネットワークを起こすこととなった。[3]
当時、地方の各局は東京や大阪の各局の番組を購入している実績もあったため、その流れによって、多くの局がJRNとのクロスネットを選択することとなった。
ただ、ネットワーク自体が主に文化放送とニッポン放送の在京2局が中心になっているが、同時に2局の放送を全国に流せない点がTBSラジオ中心のJRNとの最大の違いである。そのため、どちらかの放送をネットさせる時はもう一方の在京局はNRN番組ではない裏ネット[4]という形をとる場合が多いが、そのうえNRN回線に流れている番組がNRNとしての番組で無い場合[5]もあり、複雑なネットワークを構成している。(ex.オールナイトニッポン第二部と走れ歌謡曲。前者はNRN回線で流れてくるがNRN番組ではない。後者はNRN回線も使わない)
NRN番組がJRN単独加盟局に流れることがあるが、そのほとんどはNRN回線を利用したキー局の独自番組であり、正規のNRN番組表に載った番組ではない。[6]
そのため、主としてニュースネットワークを考慮していたJRNとは違い、NRNではNRN番組でも録音配信をしている物が多い。しかし、NRNでもっともネット局の多いラインネット番組はニュース・パレードであり、やはり地方局参加型ニュース番組である。
伝送回線は専用線を使用しており、放送線と打合せ線の2本で構成され、障害に備えて全経路2重化されている。
放送線: 番組配信用。上りがキー局からの素材受け用、下りがキー局からの素材送り用となっている。伝送帯域50Hz - 10kHz。
打合せ線: 緊急連絡、Q信号等の信号の送受信用。放送線が使用できない場合は、打合せ線で番組を配信することもできる。伝送帯域300Hz - 3.4kHz。
加盟局一覧
この表は、北海道-東北-関東-甲信越-静岡-東海-北陸-近畿-中四国-九州沖縄―の順で記載している。
記号について
◆はNRN単独局
◇はJRN重複加盟局
☆はテレビ放送兼営局
▼はAMステレオ放送実施局