光通信(ひかりつうしん)とは、伝送媒体に光ファイバを利用した有線通信を行うことである。
目次
1 特徴
2 用途
3 日本での歴史
4 光通信の網構成
4.1 業務向け網の構成の変遷
4.2 ユーザ網(幹線網)向け網構成
4.3 ユーザ宅向け網構成
4.4 ハイブリッド網構成
5 ラストワンマイルにおける光通信
6 関連項目
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これまで通信用に使われてきた電線(銅線)や電波による無線通信に比べ、以下の特徴がある。
傍聴されにくく、通信の秘密保持が容易である。
電磁誘導ノイズの影響を受けない安定した通信が可能である。
レーザー光を使用した場合、高速かつ長距離の伝送が可能である。
用途
音楽・ビデオ伝送用 : プラスチックSI型光ケーブルとLEDを用いて、400Mbpsで10mの通信が可能で安価なもの。
LAN伝送用 : プラスチックGI型光ケーブルと半導体レーザーを用いて10Gbpsで100mの通信が可能で安価なもの。ガラスGI型光ケーブルと半導体レーザーを用いて10Gbpsで500mの通信が可能で比較的高価なもの。
ノイズの多い工場などでの伝送用 : 光モデムとガラスGI型光ケーブルと半導体レーザーを利用した10Mbpsで1?2kmの通信が可能なもの。
長距離回線 : ガラスSM型光ケーブルと半導体レーザーを用いて、高速で信頼性の高い通信が可能な高価なもの。
日本での歴史
1980年代初頭より使われてきた。初期の用途はLANなどのコンピュータ同士の通信などに限られていた。
1980年代中期になると日本電信電話公社(現在のNTTグループ)から光専用線・ISDN1500が一般企業向けに開始され、光モデムがアナログ回線用モデムに置き換わることが多くなる。しばらくして、1本の光ファイバーで複数の通信を行う多重化装置が導入され、企業のマルチメディア化が進むこととなる。
1988年のソウルオリンピックの直前に、全都道府県の県庁所在地に光ケーブルの敷設が到達し、通信社がこれを利用することとなる。
2000年代に入り、光波長多重通信による幹線部分の高速化が行われるようになり、企業向け回線の高速化も進展した。また、多チャンネルの動画を高速に高品質で配信できる特徴を生かして、ケーブルテレビの幹線部分に使用されるようになっている。さらに、光ケーブルの低価格化にともなって、FTTHなど家庭での普及が拡大している。
PDHを利用したデジタル専用線が1980年代後半から使用されるようになった。PDH--Och
SDHを利用した高速専用線やパケット通信が1990年代から使用されるようになった。SONET/SDH--Och
フレームリレーやATM交換網が1990年代後半から使用されるようになった。FR Sw--SONET/SDH--OchATM Sw--SONET/SDH--OchATM Sw--Och
また、IP網間をATMで接続する、IP over ATM も1990年代後半から使用されるようになった。IP--ATM Sw--SONET/SDH--OchIP--ATM Sw--Och
Multi-Protocol Label Switching対応のルーターを使用し、IPプロトコルでVirtual Private Networkを構成する方式が2000年から開始された。IP--MPLS Router--SONET/SDH--Och--WDMIP--MPLS Router--Och--WDM
LAN間をレイヤ2スイッチまたはレイヤ3スイッチで接続するVLANを使用した広域イーサネットが2001年からサービス開始された。Ethernet--L2Sw--Och--WDMIP--L3Sw--L2Sw--Och--WDM
Generalized Multi-Protocol Label Switchingを利用し、IPを光スイッチで接続操作し、光ファイバーの波長分割多重(WDM)で伝送する方式が2007年頃の実用化を目指して実験中である。IP--Ethernet--Och--OSw--WDM
通信系においては主にユーザ向けに、常時・定額・高速のブロードバンドインターネット接続を実現する。