俳優(はいゆう)とは、芸能界に於ける職業の一つで、演劇においてある役を演技する者、あるいはそれを職業とする者のことを指す。舞台演劇の他にテレビドラマ、映画などにおいても同様である。
同義で役者とも呼ばれる。特に演技が優れ、高名な俳優は名優と呼ばれることがある。
※本項での記述は、主に日本の俳優についての記述である
目次
1 概要
1.1 呼称
1.2 仕事内容
1.2.1 役作り
2 職業としての俳優
2.1 日本
3 出身
4 俳優の分類
5 関連項目
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俳優のうち、特に女性である者を「女優」という。これに対して男性の俳優は「男優」と呼ばれる場合があるが、女優に比べて使用頻度は低く、男性の場合は一般的に「俳優」と呼ばれる場合が多い。また、男優という呼称は一部では「AV男優」の事を指す場合がある。
俳優を男優・女優と呼称する場合、実際の性別によって区分する場合が多いが、歌舞伎や宝塚歌劇団などの場合は扮する役によって(男役、女形あるいは娘役)と呼ばれ、実際の性別とは異なる役を演じるケースもある。上記以外では、小学生以下の俳優は性別問わず子役と呼ばれる。
俳優は広義には演技者全体を指す名称であるが、現代日本においては、広義の意味から能、歌舞伎、新派劇役者などの伝統的かつ特殊な演技法による者を除外し、新劇およびこれと方法論を共有する演技者をもって狭義の「俳優」と言うことがある。
職業俳優の業務は、商業的に観衆に対する一般公開を目的とした劇作品を製作するために、その脚本(シナリオ)にもとづき、プロデューサー、演出家、監督などの指導・指示のもと、共演者や製作スタッフらと協力して、その上演ないし撮影にあたって、与えられたキャスト(配役)を演ずることにある。単に「本番」の演技をこなすだけではなく充実した演技を行うために、その過程として、通常は役作りの上、打合せ、稽古、リハーサルなどを繰り返すといった膨大な下準備をともなう。
また、政治活動に参加する俳優も存在するが伝統的に日本の俳優は将来の仕事の幅や、一部の消費者離れを恐れて政治色をあまり出さない傾向にある。
→役作りを参照されたい。
1950年代から1960年代にかけて五社協定という取り決めがあり、映画会社と専属契約を結んだ、いわゆる映画俳優達は、自社製作の映画以外への出演が制限されるなど、明確に活動範囲を区分されていた。そのため初期の大河ドラマは、歌舞伎界や新劇などの俳優に頼らざるを得なかった事情がある。同時期の民放のテレビドラマにしても同様で、海外ドラマを輸入して放送したり、テレビ局で制作するドラマには、映画俳優以外の俳優や新人を起用することで対処していた。
1970年代になり、邦画の斜陽化に伴って五社協定が自然崩壊し、さらには映画会社がテレビドラマの外注先になってテレビ映画を制作するなど、映画とテレビとの垣根はほぼ消滅したが、既にテレビドラマの制作現場では映画俳優に頼らないシステムが確立されていたため、別ジャンルから俳優業に参入するケースは以前より増えた。ただし、テレビドラマにおいては俳優の実力よりも、テレビ局と所属事務所、あるいは番組スポンサーとの関係や、俳優個人の人気(即ち、視聴率を取れるかどうか)を重視してキャスティングすることが多く、視聴者が疑問を感じるキャスティングがされる場合もある。
1990年代以降、テレビ局主導で映画製作が行われるケースも一般的になり、テレビドラマの制作スタイル(俳優業を本業としない者が俳優を兼業するスタイル)の領域も拡大傾向にある。一方で、俳優と名乗りながらバラエティ番組などで活動している者も多数おり、職業としての俳優という区分は曖昧になりつつある。これについて、映画俳優のシステムが確立しているハリウッド映画と違い、拘束時間が長い割に金銭的に恵まれない日本の俳優の環境が指摘される事もあるが、俳優個人の価値観や所属事務所の方針の問題も大きい。また、それぞれの出身の職業をあくまで本業としつつ、俳優業を含めて様々な活動を行う者もおり、マルチタレントと呼ばれる場合がある。マルチタレントは評価される場合もあるが、否定的な見方をされる事も多い。
俳優達は、同じ舞台や映画・テレビドラマなどで共演するが、それぞれの出身は様々である。
アダルトビデオ
歌舞伎
劇団
モデル
歌手
お笑いタレント
タレント
アイドル
スポーツ選手
など、様々な職種から俳優業に参入する場合がある。 傾向として近年においては男優女優ともにモデル出身者が急増している。 特に女優の場合は1980年代の後半あたりからモデル出身者が 激増している。またアイドルもアイドル冬の時代を迎える直前である 1980年代の中盤から増え始め、今やアイドル的な活動はごく初期のうちに 留め早々に女優に転向する人間も急増しておりかつては一定数の勢力があった 劇団や舞台出身者、子役出身者は特に女優においては主演助演級に限定すれば 相当に減少している。