修辞学
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修辞学(しゅうじがく、Rhetorica)は、端的に言えば学問の一種。レトリックまたは雄弁術とも。

欧州古代・中世で教養の中核を成していたが、近代に衰退。古代・中世の教育規範である自由七学芸の内の一つ。基本的には演説の技術で、いかに聴衆を納得させるかを目的とするかなり政治的なもの。そのため修辞学では、聴衆の心理操作が大きな位置を占め、さらに、演説をより魅力的に見せるために、身ぶり発声法なども重要視される。つまり、言語学詩学、演技論などの総体だった。だが近代ではさまざまな学問に分化し、あくまで言語表現に磨きをかける技術、という領域に押し込められる。

古くはプラトンの著作『ゴルギアス』に雄弁術(レトリケ)を用いる人々が登場し、大きな主題になっている。当時のポリス社会において、法廷や広場(アゴラ)などで人々を説得する雄弁家という職業が存在し、ソフィストとも呼ばれた。ソクラテスは彼らに対して一問一答で臨み「議論をしている当人をこちらの支持する証人たらしめる」のが目的であるとして民衆に訴える雄弁術とは一線を画した。

修辞学が理論づけられた一学問として体裁を整えるようになったのは、古代ローマキケロ『弁論家について』とクィンティリアヌス『弁論家の教育について』の力が大きく、レトリックの五分野、発見・配列・呈示・記憶・演示が確立したのもこの時代である。特に、「発見」は主題を選別し決定するという技法を指し、トポス(演説のための常套句)を収集し、演説のときの助けにするというのが欧州中世の教養の大部分を占めた。


関連項目

修辞技法 - 具体的な方法

リベラル・アーツ
カテゴリ: 修辞学 | 言語哲学 | 情報技術史

更新日時:2008年6月28日(土)12:36
取得日時:2008/09/29 15:12


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki