併願受験(へいがんじゅけん)とは、広義には複数の試験を受験することであるが、一般的には複数の学校の入学試験を受験することを指す。以下、この意味で解説する。単に併願とも言うが、複数の学校に願書を出すことを併願と呼んで区別することもある。逆に受験校を一つに絞ることを単願あるいは専願と呼ぶ。 普通、志望には順位を設定するので、複数の学校に合格した場合も、どこに入学するか迷うことはあまりない。 併願受験にはさまざまな形態がある。現在、高等学校・大学の全入化が進み、以前に比べれば、単願受験する生徒が増えてきた。かつてより受験資料書などで使用されてきた用語には以下のようなものがある。
目次
1 第一志望校
2 滑り止め
2.1 滑り止めの歴史
2.2 滑り止めと心理
2.3 滑り止めの問題点
3 志望校以外を受験するケース
4 関連項目
//
受験者が一番入学を望む学校のことである。一般的には、受験者の偏差値と同等か、少し高いところに設定する。このようなケースを特に本命と呼ぶ。これに対し、受験者の偏差値と比べて、第一志望校のレベルがあまりに高く、入学試験本番までに対策が間に合わないときは、記念受験と呼ぶことがある。記念受験の場合、そもそも合格の可能性など考えずに受ける人が多いので、単なる冷やかしとみなされることが多い。また、記念受験は複数の学校になされることも多い。ただし、それは合格が絶望的なときに限るものであり、ある程度理想が高くても、受験直前まで努力し、現実とのギャップが埋まっていればそれも本命に分類する。あるいは記念受験ほどではないにしろ、合格の可能性が低く、第一志望以下の学校が実質の入学希望校になっている場合、第一志望校のことを挑戦校と呼ぶこともある。挑戦校も複数受けるケースが少なくないが、これは「下手な鉄砲も数打てば当たる」的な考えによるものである。合格発表後に入学する学校を迷うケースのほとんどが、偶然、挑戦校に複数合格した場合である。
また、第一志望より第二志望以下の方が偏差値が高いケースもある。例えば、地方の学生が地元の国立大学と都内の難関私立大学のどちらにも合格した場合、経済的理由でたとえ偏差値が低くても国立大学に入学することも少なくない。他にも、早稲田の政治経済学部政治学科と法学部のどちらともにも合格した場合、法学部の方が偏差値が低くても、自分が行きたい学部を優先し、法学部に入学する例などもある。このような場合「蹴る」という用語を用いて、「難関である○○を蹴って、△△に入学」という言い方をする。
本命に比べ、受験偏差値が低い学校の入学試験を受けること、またはその学校を滑り止めという。滑り止めは仮に本命に合格できなかったとき、浪人を回避するための一種の保険である。滑り止めは、本命より前日に受け試験慣れも兼ねる場合と、本命より後の日程を選び、本命の結果によっては受けない場合とがある。当然のことながら、本命の学校に合格した場合、滑り止めで合格していても普通は進学しない。そのため、学校側では、主に後期試験などで募集人数よりはるかに多い人数を合格とする場合が通常である。また、合格した時点ですぐに入学金を払わないと、入学が認められない学校もある。これは受験生を金銭的に囲い込み、本命に合格者が流出するのを減らす対策のひとつでもあるが、この入学金および授業料が貴重な収入源となっている大学もある。結果的に入学しなかった受験生が、前払いした入学金・授業料の返還を求めて訴訟を起こしたケースが何件かあるが、2006年現在、裁判所の判断は分かれている。逆に入学金の支払いの締め切りを入学直前まで延ばしている学校は、単に受験者数を多くするためであるといえる。資料によっては、滑り止めを合格可能性によって堅実校と安全校に分類することもある。さまざまな偏差値の学校を受験することによって、全ての受験校に不合格になる、あるいはひどくレベルの低い学校にしか進学できない、などの事態を防ぐことができるからである。
第一志望に不合格でも進路は残されるという安心感を与えるが、逆にそれを利用して、滑り止めを受験しないことによって自分を追い詰め、意識を向上させようとするものもいる。
滑り止めの問題点
滑り止めの学校になりやすい高校の生徒に劣等感を与えがちである。
この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。
以下のような理由で志望校以外を受験することもある。
学校側から要望を受けて。学校の難関校の合格者数を増やし、実績を水増しするため。私立の新興進学校に多い。受験料を負担する学校もある。
塾などから要望を受けて。同様の理由で受験生が通っている塾や予備校から本命や滑り止め以外への受験を要望されることもある。
純粋に試験慣れするため。これは、入試の日程が早かったり、受験料が安いときにみられる。例えば防衛医科大学校の受験料は無料であり他の国公立大学よりも試験の時期が早いことから、模試感覚で受験する受験生も少なくない。
プライドを守るため。例えば医学部志望の学生が慶應の理工学部や経済学部を受験する例がある。これは、受験する医学部がその学生にとってどこも不合格である可能性が高い場合、たとえ入学する気がなくても、これまでの勉強の成果を周囲に見せることによってプライドを守っているといえる。また、経済的にある程度余裕のある受験生は、そのまま仮面浪人に持ち込むこともある。
周囲への単なる話題づくりのため。例えば、偏差値70以上あるものが偏差値30代の学校を受験する理由がこれである。このような生徒が多いと模試などで新設校の倍率が異様に高くなるという現象が見られる。
関連項目
回し合格
補欠合格
サンデーショック
螢雪時代 - 併願受験に関する情報が多く載っている。
この「併願受験」は、教育に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆、訂正などして下さる協力者を求めています(P:教育)。
カテゴリ: 書きかけの節のある項目 | 教育に関するスタブ | 学校教育 | 教育制度 | 入学試験
更新日時:2008年6月6日(金)17:25
取得日時:2008/08/30 04:24