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低血圧(ていけつあつ)とは、血圧が正常範囲を大きく下回った状態の事を言う。
目次
1 定義(診断)
2 病態
3 分類
4 原因
4.1 急性2次性低血圧の原因
4.2 慢性2次性低血圧の原因
5 統計
6 症状
7 関連項目
8 外部リンク
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高血圧は日本高血圧学会にて基準が示されているが、低血圧には基準が存在しない。
血圧が低い事。
本態性と2次性(症候性)、急性と慢性、とを分ける分類がある。また、どんな時に起こったかによって起立性低血圧、食後性低血圧、入浴時低血圧、透析低血圧等を分けて考える事がある。
本態性低血圧は原因不明の低血圧であり、2次性低血圧(または症候性低血圧)は特定できた原因疾患による症状の一つとして起こる低血圧。
急性低血圧は急に起こる低血圧であり、慢性低血圧は慢性に起こる低血圧。
起立性でも、原因不明の場合は本態性起立性低血圧と言い、原因疾患による症状の一つとして起こる場合は2次性起立性低血圧(または症候性起立性低血圧)と言う。
食後性低血圧は食後におこる低血圧であり、入浴時低血圧は入浴時におこる低血圧。
透析低血圧は透析患者に起こる低血圧であり、更に一過性の透析時低血圧と慢性の非透析時低血圧に分けられる。
本態性低血圧の原因は不明。2次性低血圧の原因は急性と慢性で分けて考えられる。
急性2次性低血圧の原因
自律神経障害
急性腎不全は2次性自律神経障害を起こす事があるので急性低血圧を起こす事がある。
発作性自律神経性失神(神経調節性失神)
強い精神的ショック、暑いところでの長時間の起立、空腹、向精神薬、等は自律神経失調を起こす事があるので急性低血圧を起こす事がある。
内分泌疾患
褐色細胞腫術後はカテコールアミンの分泌量が急激に低下する事があるので急性低血圧を起こす事がある。
循環血液量の減少
出血や血清の喪失で全身の循環血液量が減少すると急性低血圧を起こす。また、食後は内臓血管を急に拡張させる事があるので急性低血圧を起こす事があり、これを食後性低血圧と言う。また透析に伴う、除水による細胞外液量の減少、血漿浸透圧の低下、自律神経障害、等は一過性の低血圧を起こす事があり、これを透析低血圧と言う。
心拍出量の減少
肺性心、大動脈弁狭窄症、急性心筋梗塞、特発性心筋症、亜硝酸製剤、等は心拍出量を減少させる事があるので急性低血圧を起こす事がある。
薬剤性
降圧剤、等は急性低血圧を起こす事がある。
慢性2次性低血圧の原因
自律神経障害
1次性:シャイ・ドレーガー症候群やパーキンソン病などの神経が変性する疾患は血圧調節を司る神経を障害するので慢性起立性低血圧を起こす。2次性:糖尿病性腎症、慢性腎不全、アミロイドーシス、等は2次的に自律神経を失調させる事があるので慢性低血圧が起こす事がある。
内分泌疾患
アジソン病、低アルドステロン血症は低ナトリウム血症を起こす事があるので慢性低血圧を起こす事がある。また、カルチノイド症候群は血管運動作用を持つホルモン様物質を作る事があるので慢性低血圧を起こす事がある。
心血管疾患
静脈瘤や静脈弁欠損症等は静脈還流を低下するので、慢性低血圧を起こす事がある。また、動静脈奇形は動脈から静脈に血液を短絡させるので慢性低血圧を起こす事がある。
循環血液量の減少
過剰利尿等は全身の循環血液量を減少させるので、慢性低血圧を起こす事がある。また、透析は慢性の非透析時低血圧を起こす事がある。
心拍出量の減少
慢性肺疾患による肺性心、弁膜症、慢性心筋梗塞等は心拍出量を減少させる事があるので慢性低血圧を起こす事がある。
薬剤性
亜硝酸製剤、降圧剤、向精神薬、抗パーキンソン薬、等は慢性低血圧を起こす事がある。
その他
低運動、無重力、寝たきり、等は慢性低血圧を起こす事がある。
食後性低血圧は高齢者に多くみられる。また、2次性起立性低血圧症の原因の約50%は糖尿病による。
低血圧では血行不良のため以下の症状を起こす事がある。
頭痛、めまい、全身倦怠感
脳や頭部筋肉の血行不良のため頭痛やめまいを起こす事があり、全身の筋肉や肝臓の血行不良のため全身倦怠感を起こす事がある。
不眠、朝起きの不良
脳の血行不良のため不眠や朝起きの不良を起こす事がある。
食欲不振、吐き気、下痢、便秘、腹痛
消化器の血行不良のため食欲不振や吐き気や下痢や便秘や腹痛を起こす事がある。
動機、息切れ、不整脈
心肺の血行不良のため動機や息切れや不整脈を起こす事がある。
発汗
血行不良による交感神経亢進のため発汗を起こす事がある。