企業戦士 (きぎょうせんし) は日本において企業のために粉骨砕身で働く勤め人であるサラリーマンをいう。自らの身も家庭や家族をも顧みず会社や上司の命令のままに働く姿を戦場での兵士に例えたものだが、日本の屋台骨を支える「戦士」であると企業や社会からもてはやされ、高度経済成長以降「日本株式会社」のおもな担い手となった。彼らは、とくに1972年頃から数年はそのころの流行語にちなんで「猛烈社員」あるいは「モーレツ社員」などと呼ばれた。休日返上で会社に出勤(休日にいわゆる接待ゴルフなどで家族サービスを犠牲にする場合も含む)し、家族を顧みない[要出典]のは共通であり、どちらも違いはない。
1990年代以降のバブル景気崩壊後は、サラリーマンが企業のためにすべてを犠牲にして働いても不本意なリストラに遭うようになった。これは会社に対する「忠誠心」を失わせる結果となった[要出典]。一方で企業においても「戦士」型人材を必要としなくなるなどの日本経済や社会情勢の不安定な変化と、「過労死」問題により企業と社員の関係が見直されるようになった。それに従い、このような「戦士」型の極端なサラリーマンは徐々に消えつつある[要出典]。
しかし、労働基準法をはるかに越える時間外勤務と無償勤務(サービス残業)は今も一般的によくみられる。社員自ら希望して過酷な勤務を行った高度経済成長期とは異なり、リストラによる人員削減で社員1人当たりにかかる仕事量が増えた結果、時間外勤務や無償勤務をせざるを得ない事態になっている[要出典]。
また、近年問題になっている「熟年離婚」については、年金分割という側面もあるが、やはり一番の理由として、「仕事人間」「家庭を顧みない」父親像にあるといえる[要出典]。それは対等な夫婦関係というよりも戦後しばらくしても残った「男は仕事、女は家庭」という旧態歴然とした家族像(つまり、妻は家政婦同然の扱い)であり、結局は夫側から見れば「家に帰れば"メシ、風呂、寝る"しか会話しない」「家のことはすべて家内に任せている」「子供の誕生日や結婚記念日を覚えていない」などと家庭と乖離した状態になってしまうようになる[要出典]。やがて子供が就職などで独立して家を離れ、夫も定年退職して「給料の供給先」ではなくなってしまい、夫婦二人だけになったときに「家政婦」でいる必要がなくなった妻の積年の不満が熟年離婚となって表れる・・・ということである。結局、ここにも「企業戦士」「モーレツ社員」が影を落としている[要出典]ことには変わりは無い。
関連項目
社畜
リストラ
過労死
バブル景気
まちづくり戦士
企業戦士YAMAZAKI
サラリーマン金太郎
ビジネスマン
仕事中毒
家族サービス
カテゴリ: 出典を必要とする記事 | 労働の形態 | 昭和時代の経済
更新日時:2008年6月8日(日)07:49
取得日時:2008/08/20 16:46