京都市営バス(きょうとしえいばす)は、京都市が経営するバスである。設置された京都市交通局が運行に当たる。地元では単に市バス(しばす)と呼ばれることが多い。
市内交通の主要な位置をしめる。京都市を中心に走っているが、一部長岡京市(JR長岡京駅停留所など)、向日市(物集女停留所など)にも停留所がある。
なお、京都府内には京都交通(舞鶴と、亀岡=現在の京阪京都交通=の同名別会社がある)、京都バスという京都の冠がついた民間のバス会社が存在するが、これらはいずれも京都市営バスとは別のバスである。
2005年、京北町にあった京北町営バスは、京都市編入後は市営バスとしてではなく、「きょうと京北ふるさと公社」(京北ふるさとバス)として引き続き運行されている。
目次
1 概要
1.1 沿革
1.1.1 京都市営バスの現状
1.2 バスロケーションシステム
1.3 支払い方法
1.3.1 現金
1.3.2 回数券
1.3.3 カード類
1.3.4 廃止されたカード
2 路線
2.1 路線概要
2.1.1 均一系統路線
2.1.1.1 循環系統路線
2.1.1.2 洛バス
2.1.2 多区間系統路線
2.1.3 100円循環バス
2.1.4 かわらまち・よるバス
2.1.5 定期観光バス
2.2 現行営業所
2.3 廃止された営業所
3 車両
4 降車チャイム
5 その他
6 関連項目
7 外部リンク
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京都市によるバス事業は、1928年に出町柳 - 植物園間の2.5kmで運行を開始したのが始まりである。その後、「市内は市電、新市域は市バス」を基本方針として、京都市内外縁部を中心に路線を設定していった。また、1932年にはトロリーバス事業を開始した。
しかし、第二次世界大戦の勃発による影響で燃料の入手が次第に難しくなり、木炭自動車、電気自動車、コーライト自動車、メタンガス自動車の導入や、木炭自動車用の木炭の自家製化などを図ることとなった。また、燃料の消費を抑えるために、運転休止時間帯の設定や路線の縮小、急行運転の実施などもあわせて実施された。
同時に、京都市内でバス事業を行っていたバス事業者の買収を行い、基本的には市内は京都市交通局によりバス事業が行われることとなった。なお、京都市内におけるバス事業の戦時統合は京都市交通局に統合実施されることとなったが、上述のように京都市内のほぼ全てが京都市交通局により統合されていたため、実質的には実施されなかった。ただし、現在でも京都市内に民営バス会社やJRバスによる路線が残存しているのは、この統合時に大阪市域の統合に絡む京阪自動車(現京阪バス)、奈良電気鉄道(現近鉄バス)、宇治田原自動車(現京阪バス)と、丹後地方の統合に絡む丹波交通(現京阪京都バス)が統合対象でなかったこと、省営バスはそもそも戦時統合の対象外であったことによるものである。
京都市営バスは、市内の渋滞等で定時制確保が難しく、また 昨今の不況から乗客減が続いており、苦しい運営を強いられている。一部路線を民間バス会社に委託する(山科区や伏見区東部の路線を全て京阪バスに移管、左京区北部の路線の大半を京都バスに移管、市西部・南部の一部の路線の運行業務を民間事業者に委託。この際、敬老乗車証などを移管した路線でもそのまま使える措置を取っている)など経費削減に努める事で、ここ数年 毎年度黒字を出し、徐々に累積赤字を減らしつつある。
2002年にMKタクシーが市バスより安い運賃で路線バス事業に参入することを発表し、市バスの経営に影響を与えると市側は反発したが、2005年にMKは参入しないことを決定し、委託事業者として横大路営業所(下三栖)の運行委託業務に参入している。MKが事前に準備していた中型バスは不要となったため、一部を残して京都市交通局がリースという形で引き取った。
主に東山地域の系統では、観光都市・京都という事で観光客重視のダイヤで設定されている系統が多い。観光面に特化した「洛バス」という急行バスも設定している。市内中心部においては、基本的には昼間は本数が多いが、交通事情が悪い場合は団子状態で来るないし長時間バスが来ない場合もある。
大半の系統は22時台に最終便となるものが多いが、循環系統については旧市電代行という側面もあり、一部の主要系統と合わせて23時頃まで運行している。それでも都心部に深夜帯に到着する列車からの乗り継ぎが出来ない事例も多く、他の大都市で見られる(運賃倍額の)深夜バスの設定を求める声が一部挙がっており、それを受けてか、河原町通りから京都駅に向けて、夜間バスかわらまち・よるバスの運行が始まったが、都心部から外れて鉄道路線が無い地域では著しく不便な状況に変わりは無い。