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『二十世紀の神話』(にじっせいきのしんわ、Der Mythus des zwanzigsten Jahrhunderts)は、1930年に公刊されたアルフレート・ローゼンベルクの著書で、ナチス・イデオロギーの根本文献。ヒトラーの『我が闘争』に次いで、党員に影響を与えた書物である。
目次
1 構成
2 教義と内容
3 反響
4 外部リンク
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構成
第1巻 価値の葛藤:「種族と種族魂」「愛と名誉」「神秘説と行」
第2巻 ゲルマン芸術の本質:「種族的な美の理想」「意志と衝動」「人格様式と事象様式」「美的意志」
第3巻「来たるべき国」:「神話と類型」「国家と両性」「民族と国家」「北方的ドイツ的法律」「ドイツ民族教会と学校」「新しき国家組織」「本質の統一」
ローゼンベルクはアーリア人種が、その道徳への感受性やエネルギッシュな権力への意志によって優れ、他の人種を指導すべき運命にあると論ずる。アーリア人とは北ヨーロッパの白人種を指す。ところが現代の芸術や社会道徳を支配しているセム系人種の悪影響が広く蔓延し、アーリア人種は堕落しつつある。アーリア=ゲルマン人種、北方人種の優越性、そしてユダヤ人に代表されるとする劣等人種との混交の危険性を説き、「人種保護と人種改良と人種衛生とは新しい時代の不可欠の要素である」と断言している。
「神話」という用語は、この著書では「道徳・文化・信仰のための組織」という意味で使われている。その思想の源泉はニーチェと推測できるが、このほかに、アトランティスから太陽神話から人種論、神秘から戦争論までが詰めこまれ、読みづらく退屈で衒学的な印象を与える、という評価が一般的である。
ヒトラーのチベット・占い・オカルトへの好みに、多大な影響を与えたと言われるこの本は、刊行以来6年のうちに50万部を売り、最終的には100万部以上売れたという。