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株式会社九鬼種類株式会社
略称九鬼
本社所在地〒150-0021
東京都渋谷区恵比寿南2-1-10 インテックスエビスビル4F
業種情報・通信業
事業内容アダルトビデオの企画・製作・販売
外部リンク ⇒http://kuki.jp/
表・話・編・歴
九鬼(くき)は、日本のアダルトビデオメーカーである。
目次
1 概要
2 沿革
2.1 草創期〜1980年代
2.2 1990年代〜現在
3 主要レーベルと活動期間
4 外部リンク
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ビデ倫系アダルトビデオメーカー最大手の一つであり、1980年代初期よりAV制作を手がける老舗メーカー。
グループ企業に「X CITY」などのインターネット事業を展開する株式会社アルケミア、衛星放送事業を担当するアスパイアビジョン株式会社などがある。
1977年4月設立。オーナーの中川徳章をはじめ、社員には寺山修司率いる天井桟敷の出身者が多かったという。当初は自販機本最大手だったアリス出版の下請け編集プロダクションだったが、1978年頃から独自に出版を手がけるようになり、「LANDA-S.S.」や「LANDA-G.R.」といったブランドで自販機本やカセット・ブックを制作、「GAL/PRESS(ギャル出版)」の名前で看板雑誌「Sister」を発行していた。その後「KUKI」の名前を前面に出してビニ本の制作を始め、1980年代初頭にかけて『フィスト・ファック』『コック・サッカー』『人間便器』『スカトロ美少女』といったエログロ路線のタイトルを連発、グリーン企画(後の白夜書房)やハミング社(宇宙企画)、群雄社出版(VIP)と共にビニ本大手として並び称されるようになった。
1981年以降、ビニ本を手がけていた他社が続々とアダルトビデオ制作に転身するが、九鬼の対応は遅れ、本格的な参入は1983年になってからだった。同年6月の初リリースは、ラブホテルの流出ビデオを編集した『消し忘れビデオ』(監督:田中勉)と、裏ビデオをダイジェストした『裏ビデオ通信』(監督:奥出哲雄)の2作品で、ストーリーもの、素人本番ものが中心だった当時のAV市場の中では異彩を放ち、大ヒットとなった。その後も、プライベートビデオ愛好家の作品を編集した『プライベート・ビデオ・チャンネル』シリーズや、伊勢鱗太朗の『風俗ギャル通信』などのユニークな企画ものを送りだしたが、売れ行きが鈍い作品も多く、経営は苦しかったという。
1984年8月には営業上の打開策として、宇宙企画、VIPのようなAV女優による「本番」路線へと踏み出す。1作目の森冬美『冬美の本番』がヒットし、杉田とも子『とも子の本番』、香坂和子『和子の本番』といった後続作品も好セールスを記録した。1985年には当時を代表する美形AV女優・中川えり子がデビュー。デビュー作の『えり子の本番』は大ヒットとなり、中川は九鬼で多くの作品に出演を重ねていく。また同年には日本の代表的AV監督の1人である豊田薫が元オールナイターズ・高野みどりの『少女うさぎ 腰ひねり絶頂!?』でデビューした。
1980年代後半に入ると、それまで企画ものを主に手がけてきた伊勢鱗太朗が頭角を現し、漫画家(平口広美、蛭子能収)やミュージシャン(JAGATARAのOTO)、俳優(田口トモロヲ)、ゲイといった異分子を取り込んだ、ドラマと現実が交錯する作品づくりで注目を浴びた。『大人は判ってくれない』『勝手にしやがれ』『社会的責任』『柔らかい肌』といった伊勢の作品群は、九鬼が最も勢いがあった時期の代表作として語られることが多い。またこの時期には、ウルトラシリーズの演出で知られた実相寺昭雄が九鬼で『アリエッタ』『ラ・ヴァルス』等の作品を制作し、特に『アリエッタ』は同社の1989年の年間トップの売り上げを記録するヒットになった。
1989年には伊勢鱗太朗がダイヤモンド映像へ活動の場を移し、単体女優ものを中心とした路線へとレーベルカラーが変化した。同年にはサブレーベルの「VINL(ビニール)」、1991年には「SONIA」、1993年には「Velvet Blue」と単体女優向けレーベルを次々と立ち上げるが、レーベルごとの作品傾向に大きな違いはなく、その後単体系は「VINL」と、1994年に立ち上げられた「TANK」の2レーベルに集約された(1996年に「MOON」が設置されたが、短期間で閉鎖された)。1990年代の九鬼で多くの作品を残した人気AV女優には、希志真理子、水野愛、三浦あいか、早坂絵麻などがいる。また1990年代前半に始まった企画ものブームを受け、1991年から「九鬼」レーベルで企画ものの制作を開始、1994年には専用レーベルの「DEVIL (後のSUPER DEVIL)」を立ち上げた。1997年には「egg?(エグエグ)」「PRIVATE SEX」レーベルを立ち上げ、後者の『THE SEXライヴ』シリーズは息の長いヒットシリーズとなった。