七宝焼き(しっぽうやき)とは工芸技法のひとつ。
金、銀、銅などの金属製の下地の上に釉薬(ゆうやく:鉱物質の微粉末を水とフノリでペースト状にしたもの)を乗せたものを高温(800度前後)で焼成することによって、融けた釉薬によるガラス様あるいはエナメル様の美しい彩色を施すもの。
中近東で技法が生まれ、シルクロードを通って、中国に伝わり、さらに日本にも伝わった。日本最古のものは、奈良県の藤ノ木古墳より出土、又、奈良市の正倉院に黄金瑠璃細背十二稜鏡が収蔵されている。
ブローチやペンダントなどの比較的小さな装身具から巨大な壺まで、さまざまな作品が作られる。
大きなものには専用の窯が必要になるが、小さなものなら家庭用の電気炉でも作成できるため、趣味として楽しむ人も多い。
目次
1 エナメルの技法
1.1 ペイントエナメル (painted enamel)
1.2 ロンドボス (ronde bosse)
1.3 バスタイユ (basse taille)
1.4 シャンルーヴェ (champleve)
1.5 クロワゾネ (cloisonne)
1.6 プリカジュール (plique a jour)
2 七宝焼きにまつわる施設
3 関連項目
4 外部リンク
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この項目では、主にヨーロッパのアンティーク・ジュエリーに見られるエナメルの技法について述べる。
あらかじめ単色で焼き付けたエナメルを下地とし、その上に、筆を使ってさらにエナメル画を描き、焼き付ける技法。人物や植物を描いたミニアチュールが例として挙げられる。ロンドボス・エナメル
金などの立体像の表面全体に、エナメルを施す技法。ルネサンス期のジュエリーなどに多く例を見ることができる。
エナメルの半透性を生かし、土台の金属に刻まれた彫刻模様(ギヨシェ)を見せる技法。金属に施された彫刻が主眼となるので、使用されるエナメルは単色。ファベルジェの作品に、この技法を使用したものが多い。
土台の金属を彫りこんで、できたくぼみをエナメルで埋めて装飾する技法。初期の頃は、輪郭線の部分をライン状に彫りこんでいた。技術の発達につれて、逆に、面になる部分を彫りこんでエナメルで装飾し、彫り残した金属部分を輪郭線とするようになった。クロワゾネ・エナメル
土台となる金属の上に、さらに金属線を貼り付けて輪郭線を描き、できた枠内をエナメルで埋めて装飾する技法。シャンルーヴェよりさらに細かい表現が可能になる。日本の有線七宝はここに属する。
薄い金属箔の上に、クロワゾネとほぼ同じ工程でエナメルを焼き付け、その後に薬品処理によって箔を取り除く技法。金属枠のみによって支えられたエナメルは光を透過するので、ステンドグラスのような効果を得られる。アールヌーボー期のジュエリーに好んで使用された。美しいが非常に繊細で、衝撃に弱い。映画「タイタニック」の中に登場したヒロインの蝶の櫛には、この技法が使用されていると思われる。
七宝焼きにまつわる施設
愛知県海部郡七宝町 - 七宝焼アートヴィレッジ
外部リンク
⇒勲章の製造工程 - 造幣局のサイト
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更新日時:2008年11月3日(月)12:46
取得日時:2008/11/22 22:10