七つの子(ななつのこ)とは、野口雨情が作詞、本居長世が作曲した歌である。日本の童謡の中でも、最も広く知られた名曲のひとつである。大正10年(1921年)、児童文学雑誌『金の船』の7月号に発表された。
野口雨情がなぜ詩の題材として、カラスという鳥を選んだのか。黒い鳥であるカラスが鳴くと、不吉な事が起きるという古来からの迷信があり、そのためカラスは“不吉な鳥”として嫌われてきた。そのカラスの鳴き声を、子煩悩な親鳥の呼び声として表現したもので、雨情らしい暖かな視線を注いだ詩といえるだろう。
1980年代にはお笑い番組発の替え歌が流行したことでも知られる。作詞者・野口雨情の故郷である茨城県北茨城市の磯原駅では発車メロディに使われている。
目次
1 歌詞
2 『七つ』の謎
3 替え歌
4 脚注
5 外部リンク
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歌詞烏 なぜ啼くの烏は山に可愛い七つの子があるからよ可愛 可愛と烏は啼くの可愛 可愛と啼くんだよ山の古巣に行つて見て御覧丸い眼をしたいい子だよ
『七つ』という言葉が「七羽」を指すのか「七歳」を指すのかは明らかになっておらず、度々論争の種となっている。 烏は一度に七羽もの雛を育てる事は無く、七年も生きた烏はもはや「子」とは呼ぶことが出来ない。
この謎を扱った作品として『天才柳沢教授の生活』があるが、その作中でも明確な結論は出されていない。
1980年初頭にザ・ドリフターズの志村けんが人気テレビ番組『8時だョ!全員集合』の中で、「カラス なぜ鳴くの カラスの勝手でしょ?」という替え歌を歌ったことから子供達を中心に流行となった。しかしPTAからは苦情が多数舞い込んだという。この替え歌は前半コント(中場またはオチがつくところで出ることが多い)・少年少女合唱隊・後半コントのいずれかの場面で登場していた。 なお、この替え歌の歌詞については志村けんの作ではなく、ラジオ番組『オールナイトニッポン・サンデースペシャル』のなかの替え歌コーナーがもととなっているとの説がある[1]。
1994年?1996年ごろ、英会話教室(NOVA)のテレビCMで、山崎一演じる「鈴木さん」が、この歌を歌いながら会社を出るときに、ドアを出ると同時に歌詞が英訳に変わる場面が人気を呼んだ。
また、森繁久弥がかつて盲学校を訪問した際、この歌を歌うこととなり、1番はつつがなく歌ったものの、2番を歌っている最中に森繁の表情が変わったと言う。 「まるい目をした」という歌詞をそのまま歌うのがはばかられたためだが、森繁の機転により(若干の遅れはあったものの)「まるい顔した、いい子だよ」と歌われたという。(出典:戸板康二『ちょっといい話』)
因みにこの替え歌は、ドラマ「受験の神様」の中にも登場している。
脚注^ 出典:米川明彦編『日本俗語大辞典(第3版)』東京堂出版 2006年 172頁
外部リンク
⇒「七つの子」の歌い方
カテゴリ: 本居長世の楽曲 | 子供向け楽曲 | 日本の歌百選
更新日時:2008年3月30日(日)14:17
取得日時:2008/11/08 01:19