一電子近似(いちでんしきんじ)One electron approximation):現実の系の電子は、他の電子、外部ポテンシャル(イオン芯など)からの相互作用を受ける。これはそのままでは多体問題であり、解析的に解くことは不可能で、数値的に解くには膨大な計算が必要となる。従って、多体問題を通常の電子状態計算手法(例:バンド計算など)で取り扱うことは事実上不可能である。実際は、多体効果を有効な平均場に置き換え(→平均場近似、分子場近似)、その平均場ポテンシャルを電子が感じる一体問題と考える。これが一電子近似(一体近似とも言う)である。
電子の多体効果を直接的に扱う方法としては、モンテカルロ法(変分モンテカルロ法、拡散モンテカルロ法などが利用される)によるアプローチなどがある。
関連項目
計算化学
第一原理バンド計算
LDAを越える試み
密度汎関数法
カテゴリ: 固体物理学
更新日時:2008年9月24日(水)15:44
取得日時:2008/11/22 05:54