一党独裁制(いっとうどくさいせい)とは、政党制の一つで、一つの政党が中心となって他の政党の活動や政策決定への介入を許さず、ときには存在さえ許さずに統治行為が行われている体制のこと。
目次
1 概要
2 政治学上の分類
3 主な国家
3.1 現在も一党独裁である国家
3.2 過去に一党独裁の時代があった国家
4 関連項目
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一般的に、憲法等の国家の基本法で政権政党を明記している場合や、複数の政党が存在していても、一つの政党によって実質的に政権支配されている場合(この場合、ジョヴァンニ・サルトーリの分類によればヘゲモニー政党制に分類される)を指す。
国を強力にリードできるが、暴走を止められないことが問題になる。また、支配政党に反対する者には、政治的権利や言論などの自由も保障されていないことが多いため、しばしば支配政党に反対の意見を持つ者に対しては、粛清・国外追放・投獄が行われるなど、基本的な人権さえも守られないような体制になりがちである。このため、このような体制が成功した例は少ない。
一つの政党が、選挙で支持され続けることによって、政権が持続している場合は一党優位政党制と呼ばれ、一党独裁制とは区別されている。ただし、一党独裁制はいずれも複数政党制のなかから誕生しており、その多くは国民の支持によって生まれた。また、一党独裁制には複数政党制という建前を取り繕いながら事実上選択の余地がない状態を維持して独裁を保っているケースが数多くある(ヘゲモニー政党制)。
政治学においては以下のように分類されている。
一党制
ヘゲモニー政党制
現在も一党独裁である国家
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮) - 朝鮮労働党
中華人民共和国 - 中国共産党
ベトナム社会主義共和国 - ベトナム共産党
ラオス人民民主共和国 - ラオス人民革命党
シンガポール共和国 - 人民行動党
ミャンマー連邦 - 国家平和発展評議会
シリア・アラブ共和国 - バアス党
キューバ共和国 - キューバ共産党
過去に一党独裁の時代があった国家
ソビエト社会主義共和国連邦 - ソビエト連邦共産党
モンゴル人民共和国 - モンゴル人民革命党
ポーランド人民共和国 - ポーランド統一労働者党
ドイツ民主共和国(東ドイツ) - ドイツ社会主義統一党
チェコスロバキア社会主義連邦共和国 - チェコスロバキア共産党
ハンガリー人民共和国 - ハンガリー社会主義労働者党
ブルガリア人民共和国 - ブルガリア共産党
ルーマニア社会主義共和国 - ルーマニア共産党
アルバニア人民共和国 - アルバニア労働党
ユーゴスラビア社会主義連邦共和国 - ユーゴスラビア共産主義者同盟