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ヴァネッサ・メイ(Vanessa-Mae, 1978年10月27日 - )は、シンガポール出身のヴァイオリニスト。現在はイギリス国籍。いわゆるオルタナティヴとかフュージョンと呼ばれるジャンルのミュージシャンとして、クラシック音楽とポップスの垣根を越えて活躍している。
本名はヴァネッサ=メイ・ヴァナコルン・ニコルソン。母親が華僑のため、チェン・メイ(陳美)という中国名を持つ。実父がタイ人のために、タイ語の名も付けられている。両親の離婚後、母親はイギリス人のグレアム・ニコルソンと再婚。このためロンドンで教育を受ける。
3歳でピアノを、5歳でヴァイオリンを始める。1991年から1992年にかけて、13歳にしてチャイコフスキーとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を録音し、それまでの最年少録音記録を塗り替える。
成人後は、セクシーな衣裳で音楽ビデオに出演して有名になる。ジャネット・ジャクソンのアルバム「The Velvet Rope」(1997年)にも参加。演奏技巧や音楽的能力は大したことはない、クラシック音楽の知名度を上げるためにセックスアピールを武器にしているだけの典型的な商業主義者である、といった批判がされ、クラシック界にとっては傍迷惑だという意見もある。ヴァネッサ・メイ自身はこうした非難に対して、評論家は伝統主義やエリート主義に凝り固まっていて、ジャンルを問わない自分の活躍を評価できないのだと応酬している。
ヴァネッサ・メイは、しばしばその活動の仕方において、フィンランドのヴァイオリニスト兼モデル(PLAYBOY誌のセクシーメイト)のリンダ・ブラーヴァと比較されてきた。
1990年からCDアーティストとして活躍を始めているが、日本デビューは1995年と遅かった。
2006年トリノ・オリンピック金メダリスト、荒川静香がフィギュアスケートの本選競技において、ヴァネッサ・メイのアルバム『チャイナ・ガール』(1997年発表)の収録曲「誰も寝てはならぬ」(プッチーニのオペラ「トゥーランドット」のアリアの一つ)を利用し、特技のイナバウアーを披露したことから、日本国内でこの曲が非常に話題を集めた。