『ローマ帝国衰亡史』(ローマていこくすいぼうし、The History of the Decline and Fall of the Roman Empire)は、エドワード・ギボンによって著された歴史書。古典的名著として知られており、現在に至るまで幅広い読者層を持つ。
五賢帝時代(96年より180年)における古代ローマ帝国の最盛期から始まり、ローマ帝国の東西分裂、ユスティニアヌス1世による再興、イスラーム勢力との抗争、十字軍などを描き、オスマン帝国によるコンスタンティノープル陥落(1453年)によって帝国が滅亡するまでを記している。ただし、7世紀の皇帝ヘラクレイオスの後からは極端に記述が減り、ギリシャ化した東ローマ帝国については否定的な著述が目立つ。このため、東ローマ帝国最盛期の皇帝バシレイオス2世などについても、ほとんど述べられていない。
第1巻が1776年に刊行されると多くの読者を集め、第2、3巻は1781年に、第4、5、6巻は1788年に刊行された。日本語訳では、岩波文庫によって1951年から1959年に渡って刊行されたほか、中野好夫他3人の訳者で筑摩書房より1976年から1993年にかけて刊行された。ちくま学芸文庫全10冊で読める。他には中倉玄喜訳による縮約版上下(PHP研究所)がある。他に縮約版には 、吉村忠典・後藤篤子訳『図説ローマ帝国衰亡史』(東京書籍)もある。
関連項目
『ファウンデーションシリーズ』(銀河帝国興亡史)アイザック・アシモフ
本書を参考に構想を練ったと言われている。 カテゴリ: ローマ帝国 | 歴史書
更新日時:2008年9月23日(火)11:01
取得日時:2008/09/28 16:12