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ロミロミ (Lomi Lomi) とは、古代ハワイアンが医療として行っていた伝統的な癒しの方法。「ロミ」とはハワイ語で「もむ、押す、圧迫する」や「マッサージする(英訳)]という意味。もともとは医療行為として発達したが、現在はリラクゼーションマッサージのひとつに数えられている。ハワイに一般日本人が簡単に行けるようになってから(1970年代以降)、その存在が知られる事となる。
目次
1 概要
2 効用
3 歴史
4 現代のロミロミ
5 日本における法規上の問題
5.1 名称
6 料理の名称としてのロミロミ
7 関連項目
8 脚注
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ロミロミとは、ハワイ語で「あん摩・指圧」(揉む、押す、圧迫する)と言う意味[1]。古代ハワイアンの医療として発達した癒しの方法である。
[1] "Hawaiian Dictionary" Mary Kawna Pukui, Sumuel H.Elbert, Univ. of Hawaii Press, 1986
「ロミロミ」の、圧す・揉む・摩擦する、という癒しの技術は、体の中の「生きるための循環機能」つまり気の流れや血液とリンパの流れを正常にするといわれ、体全体の健康を維持するには最適な方法だといわれる。肩こりや腰痛など日本人に多く見られる「疲れ」の諸症状も、これらの体の中の流れを正常に戻して促進することで改善されるケースが多い。
古代ハワイアンの自然と大地に対する信仰は、病気の時、怪我の時にも頼られる信仰となる。自然と大地のエネルギー(超自然エネルギーとも言われる)のことをハワイでは「マナ」というが、この「マナ」を操ることのできる優秀な神官「カフナ」がおり、彼らはその専門性によって細分化していた。自然と大地を相手に人類への恵みを祈ったり、政(まつりごと)に参加するカフナ、また人々の健康を守るカフナもいた。病気を治すことはひとつの儀式であり、ひとつの特別な力を持つロミロミのカフナをはじめとした医療の専門家であるカフナが行う崇高な行為であった。
「カフナ」は「ヘイアウ」と呼ばれる神殿を中心にこの儀式を行い、儀式は場所によってもさまざまな形をとったが、基本的には「カフナ」が祈りをささげ、患部に触ったり、もんだり、手かざしをしたり、温めた石を乗せたり、木の棒で押したり、ハーブ(草)を煎じて飲ませたりかませたりする。
しかしながら、この「古代」のロミロミはカメハメハ2世の古代ハワイアンのカプ制度廃止の際にその原点である宗教の禁止とともに禁止された。つまりロミロミ師である「カフナ・ロミロミ」が、家族の中の選ばれた者にロミロミを伝えていく世襲制度もここで途切れてしまう。
現在, 日本で一般的に「ロミロミ」といわれるものは、ハワイ島(ビッグアイランド)のアンティ・マーガレットが、カフナであった彼女の祖父から教わった門外不出であるべきロミロミを現在流のリラクゼーション用のオイルマッサージとして体系化した「サロンロミロミ」といわれるものが基本となっている。ハワイではスパなどで短期間の訓練を受けたセラピストの行う「スパロミ」から、伝統的な訓練を受けた個人のロミロミ師が行う治療的なロミロミまでさまざまなスタイル、レベルのロミロミが混在しているのが現状。また古代の神聖なロミロミとしてテンプルロミロミが 特にヨーロッパで広まっているが、その起源、伝統については疑問が多い。[2]
[1] "Na Mo'olelo Lomilomi The Traditions of Hawaiian Massage and Healing " R.Makana risser Chai, Bishop Museum Press, 2005, "Hawaiian Lomilomi - Bi Island Massage" Nancy S. Kahalewai, IM Publishing, 2004
日本における法規上の問題医業類似行為の記事も参照のこと
ロミロミを行う者は他の国家資格と明らかにまぎらわしい名称を表示してはならない。具体的には、ロミロミを行う者は、和名称の「ハワイ式マッサージ」と表示してはならない。日本国内でマッサージ行為を行えるのは「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」(通称:あはき法)の第一条で、「医師以外の者で、あん摩、マッサージ若しくは指圧、はり又はきゆうを業としようとする者は、それぞれ、あん摩マッサージ指圧師免許、はり師免許又はきゆう師免許(以下免許という)を受けなければならない」と明記され、無資格者は(業務として)マッサージ行為を行うことができないからである。
これは、利用者から見て、名称での識別可能性を確保する、という観点から、法的に重要視されているのである。医師でない者が「病院」や「医院」という名称を表示してはならない、というのと同じ法的、行政的論理である。この名称による識別可能性が確保されているからこそ、利用者はようやく、その者なり業者なりのカテゴリーを判別することができる。国民、利用者の選択権、自己決定権の行使のためにこれは非常に重要なので、この名称に関するルールを破る業者に対して、行政はすみやかに厳しい指導をしているのが現状である。
マッサージの厳密な定義は、法に術式記名されていないのではっきりしていない面がある。しかし、マッサージの項目を見ても判るように、手技自体ははっきり技術体系化されている。法律策定時にもマッサージの技術定義は、判りきっていた事であった。法定義されていない理由として、当時手技を使って人体表面を刺激する他の手技療法が、あん摩マツサージ指圧師が行う手技療法以外日本国内には存在せず、わざわざ法定義をする必要が無かったのがその理由である。
ロミとは「揉む」という意味なので、生魚(主に鮭が用いられる)にたまねぎとトマトを細かく刻んで揉みこんだ料理のこともロミ、あるいはロミロミと呼ばれる。ロミ・サーモンはハワイ料理の代表的な一品である。