ロタシズム
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ロータシズム (Rhotacism) とは、言語学において、他の音素が/r/音に変化することをいう。rに相当するギリシア文字ρ(ロー)に由来する。


ラテン語のロータシズム

ラテン語では、母音にはさまれた/s/は/z/を経由して/r/に変化した(rosa, causaなどの例外あり)。


名詞

語幹が-sに終わる第三曲用名詞は、単数主格では-sだが、他の格形で-es(-is), -emなどの語尾を伴った結果、sがrに変化した。 すなわち、colos(色)では*coloses > coloris; *colosem > coloremとなった。 このため、-sが残っている単数主格のみが特殊な形であるように見える。 また中には、アナロジーにより単数主格も-rになってしまったものもある(例: honor)。

近代西洋諸語では主に変化したほうの形を取り入れている。

colos: *coloses > coloris(英 color; 仏 couleur)

corpus: *corposes > corporis(英 corporate; 仏 corps)

tempus: *temposes > temporis(英 temporal, temporary; 仏 temps)

genus: *geneses > generis(英 general, generic; 仏 genre)

vulnus: *vulneses > vulneris (英 vulnerable)


動詞

ラテン語の能動態不定法語尾は*-seであったとみられるが、未完了系時制では幹母音と接触した結果-reとなった。

*amase > amare

*videse > videre

*capese > capere

幹母音をもたないもの (esse, posse) や、完了系時制 (fuisse, amavisse) では-seをとどめている。

また、sum (esse) の語幹は*es-であるが、能動態未完了過去・未来において人称語尾と接触した結果、er-となった。

*esam, *esas, *esat > eram, eras, erat

*eso, *esis, *esit > ero, eris, erit

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カテゴリ: 言語学関連のスタブ | 音韻論 | 音声学 | 歴史言語学

更新日時:2008年5月25日(日)20:53
取得日時:2008/08/17 03:12


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki