ロシア_(曖昧さ回避)
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ロシアの名称を持つ国家には以下のようなものがある。

ロシア帝国

ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国(ロシア共和国、ソビエト共和国とも)

ロシア連邦

また、ルーシギリシャ語化した名称が「ロシア」であったことから、日本語文献ではかつてのルーシもロシアと翻訳されることがある。従って、以下のようなものもロシアと便宜上書かれることがある。また、一般に現在のロシアや以前のロシア帝国・ソ連、ルーシの地に存在した国家や勢力についても「ロシア」と書かれることがある。

古代ルーシ→「古代ロシア」

キエフ大公国(公式名称ルーシ)→「ロシア」

モスクワ大公国(別名モスクワ・ルーシ)→「ロシア」

ソ連→「ロシア」

この内、中世時代のルーシ国家は歴史的なロシアと相当しないことや、ルーシについてはウクライナベラルーシも含むことなどから、「ロシア」と翻訳するのは適切ではないが、近代以降のロシア帝国やその後身のソ連がルーシの大半もしくはほぼ全てを支配下に置き、また自身をルーシの後継国と位置付けていたことから、「ロシア」と表される場合も多い(逆に、そうしたロシアによる支配を否定的に捉える場合は格別「ロシア」の表現は嫌われることになる)。ソ連についても国内に「ロシア共和国」とロシアではない諸共和国が存在していたことから厳密には不適切であるが、前身がロシア帝国であり継承国もロシア連邦であることから、慣用的に「ロシア」と表され、特に欧米の文献では「ロシア」と表現する場合が多い。

なお、モスクワ大公国とロシア帝国の間に存在した「ツァーリ制ロシア」(ロシア王国)は日本語文献ではあまり言及されない。


帝国時代の概念

ロシア帝国は、周辺諸国・地域を併合するためにそれらの地域を「ロシア」の一部であるという概念を考案した。かつての方角に基づく色で分けたルーシの概念と無関係ではないが、意味するところは一致しない。

大ロシア - ロシア全体(旧ロシア帝国の領土を含む)のこと。元は「アテネからの距離の大きい(田舎の)ルーシ」という意味の「大ルーシ」に由来するが、意味が「偉大なるロシア」に転じている。

小ロシア - 現在の北東・中央ウクライナに当たる地域のこと。北東・中央ウクライナに存在したヘーチマン国家を併合したロシア帝国の概念。元は「アテネからの距離の小さいルーシ」という意味でルーシの中心地に対して使用された「小ルーシ」に由来するが、意味が「小さなロシア」に転じている。

新ロシア - 現在の南ウクライナに当たる地域のこと。南ウクライナに存在したクリミア汗国を征服したロシア帝国の概念。意味は、「ロシアの新天地」といったところ。

白ロシア - 現在のベラルーシに当たる地域のこと。ベラルーシを併合したロシア帝国の概念。「白ルーシ」に由来。

緑ロシア - 現在のシベリアに当たる地域のこと。シベリアを征服したロシア帝国の概念。「緑ルーシ」と同義。

黄ロシア - 現在の満州朝鮮のこと。満州・朝鮮を征服しようとしたロシア帝国の概念。


その他

紅ロシア - 現在のウクライナのハルィチナー(ガリツィア)に当たる赤ルーシ(紅ルーシ)のこと。


関連項目

ルーシ


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更新日時:2008年5月28日(水)12:40
取得日時:2008/07/22 21:57


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki