ルビ
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この項目では振り仮名の「ルビ」について記述しています。「ルビ」・「ルビー」の他の使い方についてはルビー (曖昧さ回避)をご覧ください。

ルビ(: ruby)とは文章内の任意の文字に対しふりがな/説明/異なる読み方といった役割の文字をより小さな文字で、通常縦書きの際は文字の右側/横書きの際は文字の上側に記されるものである。

明治時代からの日本の活版印刷用語であり、「ルビ活字」を使用し振り仮名(日本語の場合)やピン音(中国語の場合)などを表示したもの。日本で通常使用された5号活字にルビを振る際7号活字を用いたが、これはイギリスから輸入された5.5ポイント活字の呼び名が: ruby(ルビー)であったことからこの活字を「ルビ活字」とよび、それによってつけられた(振られた)文字を「ルビ」とよぶようになった。明治期つまり19世紀後半のイギリスでは活字の大きさを宝石の名前をつけてよんでいた。
目次

1 ルビの振り方

1.1 ルビが必要となる場合


2 ルビの実現方法

2.1 組版規則におけるルビ

2.1.1 ルビの組み方

2.1.1.1 親文字との位置

2.1.1.2 ルビ文字のサイズ

2.1.1.3 グループルビとモノルビ

2.1.1.4 捨て仮名



2.2 ルビ字形

2.3 HTML上のルビ

2.4 ユニコード上のルビ

2.5 JIS X 4052上のルビ

2.5.1 タグ付けによる対象要素の指定

2.5.2 特殊記号による対象要素の指定


2.6 JIS X 4081上のルビ

2.7 青空文庫上のルビ


3 脚注

4 関連項目

5 外部リンク

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ルビの振り方

ルビをつけることを一般的に「ルビを振る」と表現する。より専門的な用語として組版業界用語では「ルビを組む」と表現する。


ルビが必要となる場合

漢字に読みをつける際に用いる。通常、ひらがなが用いられる。

人名や地名など、一般的でない読み方をする場合に読み方をガイドする。

漢字に限らず、任意の文字・単語に対して別の読み方を指定したい場合に使用する。

外来語を翻訳した用語の場合に、その用語自体の読み方は一般的に自明だが元の外来語の発音を提示したい場合に用いる。この場合はカタカナが用いられる。

その他、文書の対象年齢が低い場合など必要に応じ総ルビを施す(少年向け漫画など)。また、かつての新聞はルビが多かった(「今日(けふ)」など簡易な物にも振ってあり、総ルビに近い)。


ルビの実現方法


組版規則におけるルビ

組版についての詳細は組版を参照。


ルビの組み方

一般的な組版規則において、ルビの組み方は以下に挙げるような基本的なルールがある。


親文字との位置

親文字とは、ルビを振る対象となる元の文字(文字群)のこと。

縦組みならば親文字の右、横組みならば上に付けるのが基本である。

ただし人物名に生没年をつけたり、漢文の書き下し文の組版をする場合には左右ないし上下の両方に付く。


親文字に対する位置は肩付き、センタリング、ジャスティファイなどのルールがある。

親文字の前後の文字が仮名もしくは空白の場合、半角分まで食い込みが可能。

前後に食い込み可能な領域がある場合、後ろにはみ出すことが優先される。

下記のことから、半角分とはつまりルビ1字に相当する。


食い込み可能な領域がない、もしくは不足する場合、前後の文字との字間を空ける。

このときも後ろを空けるのが優先される。


ルビ文字のサイズ

組版において、ルビは基本的に親文字の半分のサイズの文字を用いる。冒頭にあるように基本の本文サイズが10.5ポイントならば5.25ポイントであるし、本文が14なら7級とするのがベーシックな組み方である。これには、振り仮名としては親文字となる漢字1字に対して2-3文字の仮名が振れれば多くの場合は充分、ということもある。

そのため漢字2字に対してはルビ4文字が基本であり、それを越える場合には親文字(単語)の字間を少しずつ空けるか写植以降ではルビ文字を変形加工(平体/長体という)するか、「3字ルビ」といった特殊ルビ文字を使用するなどの処理が行われる。


グループルビとモノルビ

漢字1文字ごとに読み仮名を振るルビをモノルビ、単語単位に振るルビをグループルビという。文字と読みの関係を学ぶ目的の文章、教科書や教材(特に低年齢用)ではモノルビが使用される。熟字訓当て字についてはグループルビが使用される。


捨て仮名

捨て仮名とは、「あ」に対する「ぁ」のように小字で表される仮名を指す印刷用語。

和文組版において、一般的に「基本」とされる組み方では捨て仮名は使わない。そのため、仮に「自由百科事典」に「ウィキペディア」とルビを付けるとしたら、「ウイキペデイア」となる。これには小さすぎるポイント・号数の活字では却って読みづらいという問題もあり、読みを助ける意味ではこれで充分であった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki