リン化カルシウム
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リン化カルシウム(りんか‐、calcium phosphide)は化学式 Ca3P2 の化合物。赤褐色の結晶または灰色の塊状の物質。融点 1,600 ℃、発火点 100?150 ℃。CAS登録番号は1305-99-3。アルカリとの接触または加熱によって、容易に分解してリン化水素 PH3(ホスフィンとも呼ばれる)を発生する。

また、リン化カルシウムを空気に触れさせておくと、徐々に酸化されリン化水素を発生する。リン化水素は人体に非常に有毒であり、空気中に放出されると自然に発火する。これらのような性質があるので、リン化カルシウムは消防法に定める危険物第3類第2種自然発火性物質および禁水性物質(金属のリン化物)に指定されている。

ほとんどが炭化カルシウムカーバイド)と五酸化二リンの反応によって生産される。主な用途は実験室等におけるリン化水素の発生や、殺鼠剤殺虫剤の製造である。この製剤は、主として他の薬剤に耐性のついた鼠に使用される。リン化カルシウムが経口摂取されると胃酸により分解され猛毒のリン化水素を発生することを利用したものである。

リン化カルシウムまたはその分解で発生したリン化水素によって比較的大規模な火災が起こった場合には、その性質のため消火に水は絶対に使用してはならない。また、その他ほとんどの消火剤も効果が期待できず、使用できるのは、危険物第3類の火災に使われる最も一般的な乾燥砂、膨張ひる石膨張真珠岩、または二酸化炭素のみである。

アセチレン発生用の市販のカーバイドには不純物としてこのリン化カルシウムが微量に含まれており、そのため、発生したアセチレンには微量のリン化水素が混入しているので不快なにおいを呈する。本来純粋なアセチレンは無臭である。


関連項目

リン

カルシウム

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カテゴリ: 無機化合物 | リンの化合物 | カルシウムの化合物 | 自然科学関連のスタブ項目

更新日時:2008年7月28日(月)01:13
取得日時:2008/08/04 15:55


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki