ヨット
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この項目では簡易な帆船について記述しています。ドイツ語アルファベットの1つについてはJを、ダイスゲームについてはヤッツィーをご覧ください。

ヨット(Sailboat)は、縦帆によって航行するのこと。大型の帆船や小型でも帆掛け船のように横帆による船はヨットとは呼ばれない。

ヨット(Yacht)は、豪華な遊び船のこと。セール()で走るかエンジンで走るかは問わない。

この項では主にヨット(Sailboat)について説明する。

個人で運用可能であるため、冒険心のある人物による単独での大洋の横断、無寄港での世界一周などが行われている。ヨット=帆の張ってある船という概念は和製英語である。英語でyachtというと「豪華な遊び船」という意味で、モーターボートであることが多い。ジャグジーが付いていたり、ヘリポートが付いていたりもする(例:イギリス王室御用船「ブリタニア号」)。日本で一般的な30フィート程度の“ヨット”は英語では通常"sail boat"と呼ばれる。

ヨットでの航海やヨット競技のことをセーリングともいう。これはヨットがセール(帆)を使って進むからである。
目次

1 概要

2 歴史

3 ディンギー(主に1人?2人乗り)の概要

4 クルーザー(主に4人乗り以上)の概要

5 ヨットの動く原理

6 ルール

7 競技種別

8 アメリカスカップ

9 メルボルン=大阪 ダブルハンド ヨットレース

10 用語

11 ヨットを扱った芸術作品

11.1 文学

11.2 映画


12 関連項目

13 外部リンク

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概要

現在、ヨットと分類される船舶は非常に多岐にわたっている。乗員数も一人乗りから10人以上まで様々であり、設備もラダー()、セール()、キール(竜骨)しかないものからキャビン、発動機を完備したものまである。発動機やキャビンのない小型のヨットを「ディンギー」、発動機やキャビンのある大型のヨットを「クルーザー」と呼び分けることがある。


歴史

ヨットが歴史に初めて登場するのは、14世紀のオランダとされている。当初は、その高速性や俊敏さから海賊を追跡したり、偵察などに用いられるために建造された高速帆船でjaghtと呼ばれていた。

1660年にイギリス王政復古に成功したチャールズ2世は、オランダより寄贈されたこの乗り物を好み、Yachtと名前を改めた。これが現在のYachtの語源である。その後1720年に記録に残っている最古のヨットクラブ「コーク・ウォーター・クラブ」がアイルランドに設立された。

その後はアメリカにおいてヨットを嗜む人が増え、各地にヨットクラブが設立される。

日本においては1861年(文久元年)に長崎で英国人船大工が貿易商オルトの注文で建設し、当時の地元新聞で報道された「ファントム号」や、同年、外国人たちが開催したヨットレース「長崎レガッタ」が初めてといわれている。また、1882年(明治15年)には横浜本牧で日本人により初めて建造され、神奈川の葉山で帆走したことから、葉山港には日本ヨット発祥の地と刻まれた碑が建っている。

ヨットクラブは横浜を始め神戸長崎などに設立された。


ディンギー(主に1人?2人乗り)の概要

一人乗りから二人乗りのヨットで、比較的見る機会が多いものとしては「FJ級(2人乗り)」「シーホッパー級(1人乗り)」「スナイプ級(2人乗り)」などが挙げられる。日本では、海沿いの高校、大学でヨット部がある学校などには、大抵はこの3つのクラスの艇が備わっている。また、大学の体育会ヨット部では「470級(2人乗り)」と「スナイプ級(2人乗り)」を所有し、全日本インカレ等が行われる。小学生のヨットクラブでは小型の「オプティミスト(OP)級(1人乗り)」で練習を行うところもある。


クルーザー(主に4人乗り以上)の概要

5人から10人乗り程度のヨットは国内でも、比較的見る機会が多い。全長によって、おおまかに以下のように分かれる。

小型艇と言われる全長24フィート(約8メートル)程度のヨット。

中型艇と言われる全長30フィート(約10メートル)程度のヨット。

大型艇と言われる全長40フィート(約13メートル)程度のヨット。

国産最大手のヤマハのYシリーズ(現在はニュージャパンヨットに業務委託)、岡崎造船のOKAZAKIシリーズ、ニュージャパンヨットの各種、中堅では横山の横山シリーズ、林のHAYASHIシリーズ、奥村ボートのOKUMURAシリーズ、大橋のヴァンデュスタットシリーズ、岡本造船のオカモトシリーズなどが挙げられる。外国のメーカーのヨットも国内を多く帆走している。ベネトウオセアニス、ピーターソン、ハンターなど。


ヨットの動く原理

ヨットはを利用して動くため、まっすぐ風上の方向(風位)へ進むことができない。しかし、風位に対して最大およそ45度の角度(クロースホールド)までなら進むことができる。進行方向と風上方向との間を成す角度と、理論帆走速度と風速の比を示したものを帆走ポーラー線図(ポーラーダイアグラム)と呼び、性能を示す指標の一つとなる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki