モモ
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この項目では植物について記述しています。"モモ"、"桃"のその他の用法についてはモモ (曖昧さ回避)をご覧ください。

?モモ

モモ
分類

植物界Plantae
被子植物門Magnoliophyta
双子葉植物綱Magnoliopsida
バラ目Rosales
バラ科Rosaceae
:モモ属 ⇒Amygdalus
:モモ A. persica

学名
Amygdalus persica
和名
モモ(桃)
英名
Peach

モモ(桃、学名 Amygdalus persica)はバラ科モモ属の落葉小高木。春には五弁または多重弁のを咲かせ、夏には水分が多く甘い球形の果実を実らせる。中国原産。食用・観賞用として世界各地で栽培されている。
目次

1 部位と利用法

1.1 花

1.2 葉

1.3 実

1.4 樹皮


2 歴史

3 風習・伝説・年中行事など

4 収穫量

5 “モモ”の名を持つ植物

6 その他、桃に関すること

7 関連項目

8 外部リンク

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部位と利用法


4月上旬頃に咲き、「桃の花」は春の季語。桃が咲き始める時期は七十二候において、中国では桃始華、日本は桃始笑と呼ばれ、それぞれ啓蟄(驚蟄)の初候、次候にあたる。

淡い紅色であるものが多いが、白色から濃紅色まで様々な色のものがある。五弁または多重弁で、多くの雄しべを持つ。花柄は非常に短く、枝に直接着生しているように見える。観賞用の品種(花桃)は源平桃(げんぺいもも)・枝垂れ桃(しだれもも)など。庭木として、あるいは華道で切り花として用いられる。


葉は花よりやや遅れて茂る。幅5cm、長さ15cm程度の細長い形で互生し、縁は粗い鋸歯状。湯に入れた桃葉湯は、あせもなど皮膚の炎症に効くとされる。ただし、乾燥していない葉は青酸化合物を含むので換気に十分注意しなければならない。


7月〜8月に実り、「桃の実」は秋の季語。球形の果実は赤みがかった白色の薄い皮に包まれ、果肉は水分を多く含んで柔らかい。栽培中、病害虫に侵されやすい果物であるため、袋をかけて保護しなければならない手間の掛かる作物である。また、収穫後すぐに軟らかくなるため、賞味期間も短い。生食する他、ジュース(ネクター)や、シロップ漬けにした缶詰も良く見られる。食用の品種(実桃)の分類を以下に示す。

一般的な桃。皮には柔らかい毛が生えている。現在日本で市場に出回っている品種は、白桃(はくとう)系の桃と白鳳(はくほう)系の桃がほとんどである。果肉の黄色い黄桃(おうとう)は、缶詰に加工されて出回ることが多かったが、現在では生食用も多くなっている。このほか、あかつき、ゆうぞら、川中島、白桃、まどか、冬に実が熟す名月などの品種がある。
ネクタリン(Nectarine)/椿桃(つばいもも/つばきもも)
皮が赤く、毛はほとんど無い。果肉はやや硬い。光桃(ひかりもも)、油桃(あぶらもも)とも呼ばれる。
蟠桃(ばんとう)
扁平な形をしている。中国神話では西王母と関連がある。

日本国内では福島県山梨県長野県岡山県など盆地で栽培される。主な生産国は中国アメリカイタリアなど。

漢方において、種子の内核は桃核(とうかく)あるいは桃仁(とうにん)と呼ばれ、血行を改善する薬として婦人病などに用いられる。また、つぼみは白桃花(はくとうか)と呼ばれ、利尿薬、便秘薬に使われる。

モモ畑

花が満開のモモ畑

袋がけされた実

花の例 白色

花の例 淡紅色

花の例 紅色


樹皮

樹皮の煎汁は染料として用いられる。


歴史

原産地は中国西北部の黄河上流地帯。欧州へは1世紀頃にペルシア経由で伝わった。英名ピーチ(Peach)は“ペルシア”が語源で、ラテン語のpersicum malum(ペルシアの林檎)から来ている。種小名persica(ペルシアの)も同様の理由による。

日本では弥生時代(あるいはそれ以前)に伝わった。平安時代鎌倉時代には水菓子と呼ばれ珍重されていたが、当時の品種はそれほど甘くなく主に薬用・観賞用として用いられていたとする説もある。明治時代には、甘味の強い水蜜桃系(品種名:上海水蜜桃など)が輸入され、食用として広まった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen