メールアドレス (mail address) は電子メールにおける送信先や発信元を表す。誤解の恐れのないときは単にアドレスとも呼ばれる。他に略称としてメルアド、メアドがある。
目次
1 構成
1.1 ローカル部に使用できる文字
1.2 ドメインに使用できる文字
1.3 仕様を逸脱したピリオドの使用
2 電子メールでのメールアドレスの使用
2.1 電子メールでメールアドレスが使用される箇所
2.2 電子メールでの使用形式
2.3 特別なメールアドレス
3 脚注
4 外部リンク
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メールアドレスは、次の構文を持つ。ローカル部@ドメイン(例:foo@example.com)
ローカル部の構成はメールサーバの仕様によるが、ユーザ名であることが多い。ドメインはホスト名(ホストに割り当てられるドメイン名)であり、メールサーバを特定する。この例では、「“example.com”で特定されるメールサーバに登録されている“foo”というユーザ」として扱われる。 メールアドレスのフォーマットを規定する文書として、RFCの ⇒RFC 2821 (Simple Mail Transfer Protocol) [1]および ⇒RFC 2822 (Internet Message Format) [2]が存在し、メールアドレスに使用できる文字が定義されている。
ローカル部に使用できる文字は以下のASCII文字である。
まず、次のASCII文字をそのまま並べた形式( ⇒RFC 2821ではDot-string、 ⇒RFC 2822ではdot-atomと呼ぶ)が使用できる。
大小のラテン文字(大文字小文字は区別される[3])
数字
! # $ % & ' * + - / = ? ^ _ ` { | } ~
.(先頭と末尾以外で使用可能。2個以上連続してはならない。)
さらに、“" "”でくくられたquoted-stringの形式であれば、加えて次のASCII文字を使用できる[4]。
( ) < > [ ] : ; @ ,
.(quoted-string中では制限はない)
さらにquoted-string中では、“\”を前につけたquoted-pairの形式であれば、加えて次のASCII文字を使用できる。
スペース
\ "
たとえば、以下は有効なメールアドレスである。Abc@example.com (dot-atom)Abc.123@example.com (dot-atom)user+mailbox/department=shipping@example.com (dot-atom)!#$%&'*+-/=?^_`.{|}~@example.com (dot-atom)"Abc@def"@example.com (quoted-string)"Fred\ Bloggs"@example.com(quoted-pairを含んだquoted-string)"Joe.\\Blow"@example.com(quoted-pairを含んだquoted-string)
以下は無効なメールアドレスである。Abc.@example.com(“.”をローカル部の末尾に使用している)Abc..123@example.com(“.”が連続している)
ローカル部の長さの最大値は64文字である[5]。
ドメインには、次のいずれかの形式が使用できる。
ラテン文字・数字・“-”(先頭はラテン文字または数字)から成るサブドメインを“.”でつないだ形式で、A RRもしくはMX RR(またはそれらに名前解決されるCNAME RR)に名前解決される完全修飾ドメイン名 (FQDN)[6]。
“[ ]”でくくられたIPアドレス(例: [123.255.37.2])。
ドメインの長さの最大値は255文字、メールアドレス全体の長さの最大値は256文字である[5]。
#ローカル部に使用できる文字で述べたように、ローカル部にはquoted-string形式でなければ“.”を先頭と末尾で使用することや2個以上連続して使用することはできない。 しかし、一部の実装はこの仕様を逸脱しており、規定外の特殊な文字が使用可能な場合もある[7]。