ミサイル (missile) とは軍事用の投射体で、遠隔操作、または自律飛行によって、目標を攻撃する兵器である。日本語では誘導弾という。ロケットやジェットエンジンなどを動力として飛行し、様々な電子装置を用いて目標物に誘導する。自己の推進システムと誘導システムを備えたものだけをミサイルと言うが、推進システムを持たず、誘導システムのみを備えるスマート爆弾も技術上の共通点から同列と扱う事もある。
目次
1 語源
2 ミサイルの種類
2.1 対地ミサイル
2.2 巡航ミサイル
2.3 対艦ミサイル
2.4 対潜ミサイル
2.5 水中ミサイル
2.6 対空ミサイル
3 ミサイルの構造
3.1 索敵装置
3.2 誘導装置
3.2.1 中間誘導装置
3.2.2 終末誘導装置
3.3 弾頭
3.4 信管
3.5 燃料タンク
3.6 姿勢制御
3.7 操縦装置
3.8 エンジン
4 関連項目
5 外部リンク
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ラテン語の動詞 "mittere"(投げる)から派生した形容詞"missile"(投げられるもの)でありローマ時代ではミッシレと呼ばれていた。原義では投射体、飛び道具、投石を指すが、現代では主に推進システムと誘導システムを持つ兵器を指す。
ミサイルの種類エグゾセミサイル発射の瞬間
地上の固定目標を攻撃するミサイル。一人で扱う小型ミサイルから巨大なICBMまで幅広い種類がある。
弾道ミサイル
大気圏外を弾道飛行して目標へ到達するミサイル。射程距離で分類されるが明確な基準はない。ICBMだけはSALT-IIで射程5,500km以上の弾道ミサイルと規定されている。核弾頭を積んで戦略兵器として使用される場合と通常弾頭を積んで戦術攻撃に使用される場合がある。
大陸間弾道ミサイル (ICBM, InterContinental Ballistic Missile)
中距離弾道ミサイル (IRBM, Intermediate-Range Ballistic Missile)
射程2,000?6,000km程度のもの。
準中距離弾道ミサイル (MRBM, Medium-Range Ballistic Missile)
射程800?1,600km程度のもの。
短距離弾道ミサイル (SRBM, Short-Range Ballistic Missile)
射程約800km以下のもの。スカッドミサイルもこれに入る。
潜水艦発射弾道ミサイル (SLBM, Submarine-Launched Ballistic Missile)
射程の長短にかかわらず潜水艦から発射される弾道ミサイルはすべてSLBMに分類される。
空中発射弾道ミサイル (ALBM, Air-Launched Ballistic Missile)
射程の長短にかかわらず航空機から発射される弾道ミサイルはすべてALBMに分類される。現在までに実戦配備されたALBMは無い。
地対地ミサイル (SSM, Surface-to-Surface Missile)
地上から発射される対地ミサイル。
空対地ミサイル (ASM, Air-to-Surface Missile)
航空機から発射される対地ミサイル。
艦対地ミサイル (SSM, Ship-to-Surface Missile)
艦船から発射される対地ミサイル。地対地ミサイルの略語もSSMで紛らわしいため、艦対地ミサイルを特に区別してShSMと呼ぶこともある。
対レーダーミサイル (ARM, Anti-Radiation Missile)
レーダーを攻撃するミサイル。誘導装置が通常の対地ミサイルとは異なるため、専用に開発・運用される。主な目標は地上配備のレーダーであるが、巡洋艦などに搭載されている艦載レーダーも攻撃することができる。航空機である早期警戒機のレーダー波を探知するミサイルは対空ミサイルに分類される。
対戦車ミサイル (ATM, Anti-Tank Missile)
対戦車ミサイルは、その名の通り地上の戦車や装甲/非装甲車両を攻撃するミサイルで、目標が地上を移動している点が対地ミサイルとは異なる。歩兵、車両、ヘリコプターから運用されるが、固定翼航空機から運用される場合は空対地ミサイルとなり対戦車ミサイルとは呼ばれない事が多い。
巡航ミサイル (CM, Cruise Missile) は発射プラットフォームにかかわらず大気圏内を動力飛行して目標へ到達する(=弾道ミサイルを除いた)ミサイルのうち、特に射程距離が長いミサイル。