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マスクフェティシズム(Mask Fetishism)とはフェティシズム的服装倒錯症(Fetishistic transvestism)に分類されるフェティシズムの一種で、マスクをした異性やマスクそのものへの性的嗜好を指す。
目次
1 概要
2 傾向
3 誤用
4 マスクの分類
4.1 拘束的なマスク
4.2 医療的なマスク
4.3 変装具としてのマスク
5 その他
6 外部リンク
7 関連項目
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フェティシズム的服装倒錯症は、特定の衣類、もしくはその着用により著しい性的興奮を覚える性的倒錯の一種である。その中で特定の衣類がマスクに限定された場合、このマスクフェティシズムと言える。もともとマスクそのものが近年になって発達した装着具であり、歴史的には新しいものと言える。特に嗜好として際立つものはラバーフェティシズムとオーバーラップするガスマスクに対するフェティシズムであり、愛好者も多い。これは第一次世界大戦以降に用いられた防毒マスクが重く分厚いゴム製であったこと、その装着した姿の異様さなどから発生したフェティシズムの一つである。また近年では医者や歯科衛生士などがマスクをしているために職業的な憧れを内包するマスクフェティシズムも存在している。
もともとアラビア半島などイスラーム文化圏においては女性の顔はチャドルやヴェールで隠されていた。日本においても高貴な身分の人は家臣と直接顔を合わせることはしなかった。こうした歴史的背景から、このフェティシズムを顔を隠した異性への憧憬と解釈すればかなり古くから存在した嗜好ということも言える。そのためマスクをした異性への執着がそのままマスクフェティシズムと言えるかどうかは議論と分析の余地がある。
マスクフェティシストには観賞派と装着派とに傾向が分かれることがある。勿論、両方好きだという人も存在する。
観賞派
観賞派はその名のとおり、マスク姿の異性のみを対象にしたタイプである(フェティシズム的服装倒錯症の一種でありマスクフェティシズムとして切り分けできるかは議論の余地あり)。
装着派
装着派はマスクすることを好むタイプの人で男性と女性とでは性的嗜好に違いがあるようで、男性にはマスクをすることで性的興奮を感じる人が多いが、女性の場合、性的興奮よりも装着していることで「風邪をひきにくい」「冬は暖かい」「乾燥した空気を吸わずにすむ」等の安心感で着けていることが多く、最近普及し始めたマスクもののアダルトビデオのようなマスク着用に性的興奮を感じる女性は少数派と言ってもよい。装着派の中にはマスク依存症の人もおり、マスクが無いと性行為が出来ないと言う悩みを抱えてる人もいる(それが正しい意味でのフェティシストであり、性行為に逸脱のない嗜好は単なる固着である)。
そもそもフェティシズムとフェチの誤用により混乱が生じており、単なる「好み」もフェティシズムの一種と考えられているが、フェティシズムは日常生活に困難をきたすほどの性的嗜好の歪曲であり、マスクフェティシズム(マスクフェティシスト)ならば、冬になってマスクをしている異性が街にあふれると誰彼かまわずに性的興奮を覚え、日常生活に困難を生じるほどの状態を指す。
拘束的なマスク
全頭マスク
全頭マスクはSMで用いられる拘束具の一種で、名前の通りに頭部全体を包み込むマスクである。素材は革やPVC、ラバーが多く、目や口の開口部が塞ぐことのできる製品も多い。顔と頭を拘束されるため被虐感が高く、SMプレイに多く用いられる。このマスクへの執着はサディズム、マゾヒズム的な傾向が強い。圧迫系プレイにも使われる。
ガスマスク
ガスマスク(防毒マスク)はガラス(アクリル)製の眼孔と防毒フィルターなどを有しており、顔に密着して使用する。装着感は重く、呼吸も苦しくなるために毒ガスや汚染大気がない環境では使用する必要が無い。しかしその異様な外観と呼吸を支配する機能により、ラバーフェティシストの中には愛好者も多い。女性に着用させた場合、ミスマッチが特有な美を演出することがある。また防毒フィルターでは無く長い吸気ホースを付けゴム臭い空気を吸う(吸わせる)ことによりいっそうの性的興奮を得る。しばしばラバーフェティシズムとオーバーラップする。
医療的なマスク
ガーゼマスク
もっとも一般的なマスクはガーゼマスクである。日常的によく目にするうえに、ほとんどの小学校において給食の配膳係は衛生教育の観点からガーゼマスクの着用が義務づけられていた(もっともインフルエンザなどには効果は薄い)。また、中学校、高等学校においても日常的に着用されるマスクであり、医師や看護師、歯科衛生士なども着用しており、幼少時から思春期までに多くの性的嗜好の固着を生み出す可能性が高い。