ボルトアクション方式(ボルトアクションほうしき)とは小銃の形式の一つであり、ボルト(遊底)を手動で操作することで弾薬の装填、排出を行う。
ボルトアクション銃はモーゼル社によって発明された手動式連発銃で、それまでの単発式小銃に比べてはるかに早い発射速度を実現した。
この銃は歩兵銃にパラダイムシフトを引き起こし、世界中の歩兵銃がボルトアクション方式へと更新され歩兵火器の代名詞的存在となった。その後、発射速度が高い自動小銃やアサルトライフルに置き換わるまでの約80年の長きに渡り、歩兵銃を代表するものとしてその地位を保った。
今日でもボルトアクションは自動小銃に比べて構造が単純であるため、精度、信頼性、価格、整備性、耐久性の面で分がある。また自動小銃と違って発射装薬量を変更しても動作に影響を及ぼさないというメリットがある。そのため狙撃用、狩猟用、射撃競技用といった発射速度を重視しない用途では現在も使われ続けている(但し、「リー・エンフィールドMk-IIIライフル」のように、発射機構の関係上、慣れた者ならば、半自動小銃に匹敵する速射性を誇るボルトアクションライフルも例外的に存在する)。
一般的な火薬発射型ボルトアクションライフルの場合のボルトの機能は、弾薬装填と、撃鉄の引き起こしにあるが、空気銃や玩具用空気銃にも、少なからず実銃を擬する形で、このボルトアクション方式を採用したものが見られる。この場合のボルトの機能は、ボルトを引く、もしくは引いてから押し、引き金を引く事により、空気の膨張と圧搾、及び弾の装填を一連の作業として行う。
主なボルトアクション方式ライフル
第二次大戦までの軍主力小銃
ルベルM1886小銃(フランス)
ベルティエM1916小銃(フランス)
MAS 36小銃(フランス)
モシン・ナガンM1891/30小銃(ロシア/旧ソ連)
モシン・ナガンM1938カービン(ロシア/旧ソ連)
カルカノM1891/38小銃(イタリア)
カルカノM1891カービン(イタリア)
クラッグ・ヨルゲンセンM1894小銃(ノルウェー)
マンリッヒャーM1895小銃(オーストリア)
モーゼルGew98小銃(ドイツ)
モーゼルKar98k小銃(ドイツ)
スプリングフィールドM1903小銃(アメリカ)
リー・エンフィールド小銃(イギリス)
ジャングル・カービンNo.5 (イギリス)
デ・リーズル カービン(イギリス)
三十年式歩兵銃(日本)
三八式歩兵銃(日本)
三八式騎兵銃 (日本)
四四式騎銃(日本)
九九式短小銃(日本)
二式小銃(日本)
第二次大戦までの対戦車ライフル
マウザー M1918(ドイツ)
デグチャレフPTRD1941(旧ソ連)
第二次大戦後の狙撃用ライフル
レミントンM700(アメリカ)
M24対人狙撃銃(アメリカ)
L96A1(イギリス)
FR-F1(フランス)
FR-F2(フランス)
関連する項目
小銃
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カテゴリ: 銃の構造・部品 | ボルトアクション式小銃 | 武器・兵器関連のスタブ
更新日時:2008年2月26日(火)21:53
取得日時:2008/09/05 17:55