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ペニシリンG 構造式
ペニシリン(Penicillin)とは1929年、アレクサンダー・フレミングによって発見された、世界初の抗生物質である。
目次
1 ペニシリンのあらまし
2 歴史
3 性質
4 問題点
4.1 耐性菌の出現
4.2 耐性菌の出現メカニズム
4.3 ペニシリンの副作用
5 生合成
6 ペニシリン系抗生物質
6.1 天然ペニシリン
6.2 生合成ペニシリン
6.3 半合成ペニシリン
6.4 合成ペニシリン
7 主なペニシリン系抗生物質
7.1 天然ペニシリン(点滴、筋注用)
7.2 耐酸性ペニシリン(経口薬)
7.3 ペニシリナーゼ抵抗性ペニシリン(黄色ブドウ球菌用)
7.4 広域ペニシリン(緑膿菌用を含む)
7.4.1 緑膿菌に無効な広域ペニシリン
7.4.2 緑膿菌に有効な広域ペニシリン
7.4.3 その他
7.4.4 未分類
7.5 合剤
8 ペニシリンが第一選択となる疾患
9 ペニシリン製剤の構造式
10 関連項目
11 参考文献
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抗菌剤の分類上ではβ-ラクタム系抗生物質に分類される。
発見後、医療用として実用化されるまでには10年以上の歳月を要したが、1942年にベンジルペニシリン(ペニシリンG、PCG)が単離されて実用化され、第二次世界大戦中に多くの負傷兵や戦傷者を感染症から救った。以降、種々の誘導体(#ペニシリン系抗生物質)が開発され、医療現場に提供されてきた。
1980年代以降、日本国内においては主力抗菌剤の座をセファロスポリン系抗生物質やニューキノロンに明け渡した感があるが、ペニシリンの発見はこれらの抗菌剤が開発される礎を築いたものであり、しばしば「20世紀における偉大な発見」の一つとして数え上げられる。
1929年、フレミングがブドウ球菌の培養実験中にコンタミネーションにより生じたアオカビ(Penicillium notatum)のコロニーの周囲に阻止円(ブドウ球菌の生育が阻止される領域)が生じる現象を発見したことに端を発する。フレミングはアオカビが産生する物質が細菌を溶かしたものと考え(実際には、この現象は溶菌ではなく細菌の発育阻止によるものであった)、アオカビを液体培養した後のろ液にも同じ活性があることを突き止め、彼自身は単離しなかったその物質を、アオカビの学名にちなんでペニシリンと名付けた。第二次世界大戦中のペニシリンの広告
その後、1940年にH.W.フローリー(Howard Walter Florey)とE.B. チェイン(E.B. Chain)がペニシリンの単離に成功したが、1つと思われたペニシリンは、ペニシリンG、ペニシリンN等の混合物であった。