ヘーラクレース (ヘラクレス、?pακλ??, H?rakl?s) は、ギリシア神話の中貴種流離譚の最大の英雄。半神半人。のちにオリュンポスの神になったともされる。ペルセウスの玄孫に当たる。幼名をアルケイデース (Alkeid?s) といい、祖父の名のままアルカイオス (Alkaios) とも呼ばれていた。後述する12の功業を行う際、ティリンスに居住するようになった彼をデルポイの巫女が 「ヘラの栄光」を意味するヘラクレスと呼んでからそう名乗るようになった。
ラテン語名は Hercules (ヘールクレース)で、星座名のヘルクレス座はここから来ている。英語名はラテン語名と同形だが 「ハーキュリーズ」 というように発音される。イタリア語名は Ercole (エルコーレ、ギリシア語名のイタリア語形は Eracle)、フランス語名は Hercule (エルキュール、ギリシア語名のフランス形は H?racl?s)という。息子テーレポスを抱くヘラクレス
目次
1 ヘラクレスの生い立ち
2 ヘラクレスの成長と狂気
3 ヘラクレスの12の功業
3.1 ネメアの獅子
3.2 レルネのヒュドラ
3.3 ケリュネイアの鹿
3.4 エリュマントスの猪
3.5 アウゲイアスの家畜小屋
3.6 ステュムパリデスの鳥
3.7 クレタの牡牛
3.8 ディオメデスの人喰い馬
3.9 アマゾーンの女王の腰帯
3.10 ゲリュオンの牛
3.11 ヘスペリデスの黄金の林檎
3.12 地獄の番犬ケルベロス
4 その後の冒険
5 ヘラクレスの最期
6 エウリュステウスとヘラクレスの子たち
7 大衆文化への影響
8 関連項目
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ヘラクレスの生い立ちローマ・カピトリーノ美術館にあるヘラクレスと二匹の蛇の像
ヘラクレスはゼウスとアルクメネ(ペルセウスの孫に当たる)の子。アルクメネを見初めたゼウスは、様々に言い寄ったが、アルクメネはアムピトリオンとの結婚の約束を守り、決してなびかなかった。そこでゼウスはアムピトリオンが戦いに出かけて不在のおり、アムピトリオンの姿をとって遠征から帰ったように見せかけ、ようやく思いを遂げた。アルクメネは次の日に本当の夫を迎え、神の子ヘラクレスと人の子イピクレスの双子の母となった。
アルクメネが産気づいたとき、ゼウスは「今日生まれる最初のペルセウスの子孫が全アルゴスの支配者となる」と宣言した。それを知ったゼウスの妻ヘラは、出産を司る女神エイレイテュイアを遣わして双子の誕生を遅らせ、もう一人のペルセウスの子孫でまだ7か月のエウリュステウスを先に世に出した。こうしてヘラクレスは誕生以前からヘラの憎しみを買うことになった。
ヘラクレスの誕生後、ゼウスはヘラクレスに不死の力を与えようとして、眠っているヘラの乳を吸わせた。ヘラクレスが乳を吸う力が強く、痛みに目覚めたヘラは赤ん坊を突き放した。このとき飛び散った乳が天の川になったという。
これを恨んだヘラは密かに二匹の蛇を双子が寝ている揺り籠に放ったが、赤ん坊のヘラクレスは素手でこれを絞め殺した。
ヘラクレスはケイロンに武術を師事して、剛勇無双となった。キタイロン山のライオンを退治し、以後ライオンの頭と皮を兜・鎧のように身につけて戦うようになる。
ヘラクレスは義父アムピトリオンが属するテーバイを助けてオルコメノスの軍と戦い、これを倒した。クレオン王は娘メガラを妻としてヘラクレスに与え、二人の間には3人の子供が生まれた。しかし、ヘラがヘラクレスに狂気を吹き込み、ヘラクレスは我が子を炎に投げ込んで殺してしまい、これを悲しんだメガラも自殺した。