ブリキ
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ブリキ(錻力・鉄葉は宛字、英語:tinplate)は、スズめっきした鋼板のことである。缶詰などの容器の材料に用いられる。また、玩具の材料にも用いられる。 語源はオランダ語の ⇒Blikからと考えられるが、異説もある。
目次

1 性質

2 ブリキの玩具

3 語源についての異説

4 関連項目

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性質

スズより腐食しにくいため、全面を覆うことで鉄の腐食を防ぐことができるが、一部でも鉄が露出するとその箇所から鉄の腐食が始まるという欠点がある。


ブリキの玩具

日本国内ではブリキの板をロボット自動車鉄道車両電車など)・船舶航空機など乗り物のような形に成形・塗装した玩具を「ブリキのおもちゃ」と呼び、懐古趣味的に愛好する人々がいる。昭和初期?中期の生活史を懐かしむ文脈に、ブリキのおもちゃは現れる。全盛期は戦後1950年代?1960年代(昭和20?30年代)で、その郷愁を意欲的に追求するために金銭と労力を投入してでもブリキのおもちゃを蒐集する愛好家も存在し、彼らの中で稀少価値の高い品が高値で売買されている。

戦後の復興期においてブリキ製玩具の輸出は外貨獲得に貢献した。当時の玩具に錆びやすいブリキが使用されていた理由はコスト面だけでなく、産業へ優先して供給すべき伸銅製品の使用が玩具には制限されていた事も一因と思われる。

ブリキの玩具は資本投下も少なく、金型の製造以外は高度な技術や熟練した工程も少ない。そのため発展途上国が工業化・近代化を促す第一歩として最適な産業と言えよう。戦後日本の輸出を支えたのは燕の洋食器とブリキ玩具とも言われている。その後高度成長期において人件費の高騰によりプラスチックなど主に石油を原料とした作業工程も少なく、人件費のかからないものがブリキにかわり玩具の主流となっていった。昨今一部の蒐集家によりブリキの玩具は過去のものというイメージが強いが現在でも日本を始めとしてマニア向けの復刻版だけでなく、少数ではあるが幼児用の商品が生産されている。ただ、人件費の安い海外製のものも多くなっており、それらはST(玩具安全基準)を満たしていないものもあるので幼児に与えるには注意が必要と思われる。

ブリキ製品は大別して塗装印刷の2種類に分けられる。ブリキの板をプレス加工した後、さびないように下地に塗装を掛け、もう一度塗装をかける。玩具などでは大体0.25mm?0.4mmが中心で欧米では鋭利で触ると危険なプレスの切断面をジャブ付けと言われる厚地の皮膜で覆うことが多く、そのため比較的厚めである。日本製のものは切断面をもう一度プレスで工程をかけ、折り曲げて安全にする手法をとっており、そのため薄目のものが多い。また塗装も下地をかけてからもう一度塗装するなどの気配りをしている。印刷されたブリキ板をプレス加工し、組み立てるものは印刷のデザインが加工されて出来上がったものを想定したものとなるため高度な技術が必要となる。何回ものテストを繰り返して初めて想定した製品となりうる。


語源についての異説
オランダ語の ⇒Blikjeから来たという説。

明治時代、レンガを鋼板で保護しているものを見た日本人が、鋼板のことを尋ねるつもりでそれは何かと質問したところ、"brick"(レンガを意味する英語)という答えが返ってきたことから誤って付いた名である、とする説。しかしブリキについては江戸時代より知られており、この説は疑わしい。


関連項目

亜鉛めっき鋼板 - 鉄よりも錆びやすい亜鉛をめっきして、鉄の錆を防ぐ鋼板。食品包装には使われない。

トタン

ブリキの太鼓』 - ギュンター・グラスの小説。ブリキの玩具。
カテゴリ:

更新日時:2008年9月22日(月)23:12
取得日時:2008/10/02 22:37


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki