ブラックバーン_ロック
ウラ写メ交換掲示板
■18歳以上「入口」■

[Wikipedia|▼Menu]
ロック

ブラックバーン ロック(Blackburn Roc)はイギリス、ブラックバーン社設計の単発レシプロ複座戦闘機。ただし生産はボールトンポール社が行っている。なお、ロックとはアラビアの伝説における大怪鳥のことである。


概要

イギリスは、大戦期の間に、戦闘機における新思想を作り出していた。

戦闘機は飛躍的高速化の中において、第1次大戦型の空中戦は、戦闘機が高速すぎて行えないために発生しない。そのため戦闘機は主に爆撃機の撃墜を主に、そして、爆撃機よりも速く、または同等の速度で飛び、戦闘機の後部銃座で打ち落とすという戦法を編み出した。さらには、前方機銃で単座よりも、後部に稼動機銃を取り付け、複座とすることで、パイロットは操縦に専念できるし、銃撃手は銃撃に専念でき、さらには可動機銃のおかげで、前方固定機銃よりも広い射角を得られるために優位である、というものである。

ロックは、この戦術思想にもとづいて設計された機体で、ボールトンポール社製のデファイアントに次いで、前方固定式機銃は無し、機体は複座として、銃撃手が後部稼動銃座で攻撃するという戦闘機として開発された。

基本は、ブラックバーン社が開発したスクア艦上急降下爆撃機を基にしている。後部銃座には7.7mm機銃4挺を動力銃座にのせて稼動させるという方式である。1937年4月27日(一説にはその前後とされる)、にイギリス海軍はこの機体136機を発注した。原型機の飛行は1938年であるから、なかなかの期待がかかっていたことがわかる。これは、スクアの発展型ということで、箸にも棒にもかからないような機体はまず完成しないだろうという安心感もあったためと思う(ただし完成品はまさに箸にも棒にもかからない機体であったのだが)。また、イギリス海軍には、ロックとスクアの編隊での行動を考えていたようである(発展機と素の機体であるから、相性が良いのはある意味当然である。)。エンジンにはブリストル社製のパーシュースXII(905hp)を採用していた。ロック

1938年12月23日に始まったテスト飛行では、後部銃座増設のせいで心配された急降下性能の低下もなかったが、高高度性能に若干問題があったのではないかとされる。また、速度が(ただでさえ水準より遅い)スクアよりもさらに遅くなり、大型のプロペラに換装したりなど、改良を施したが大きな効果はなかった。根本的な性能の改善はされないまま生産が開始され、1939年の終わりまでには発注された136機をそろえることができ、艦隊に配備される予定だったのだが、着艦性能に問題があり(艦載航空隊にまでは配備されたのだが)、空母には実質的に配備されずに、陸上機として使用された。

後部機銃による迎撃機は、後部機銃戦闘機の先輩であるデファイアントがダンケルクで初陣を飾った。が、最初その特異なスタイルのおかげで登場してからわずかの期間だけ戦果を挙げたのみで、相手パイロットがその弱点(後部下方には無防備、前方も無防備)を学習してからは被害のみが増すようになってしまう。イギリス軍は戦術的に失敗していたのである。

こういった機体は、正確な射撃を行うために回避運動が非常に制限されていたともされ、単発戦闘機には、(イギリスは起きないと見込んでいた)空戦でまったくかなわなかった。さらには、機銃手は機銃を、操縦手は操縦を、という具合に、脳を二つに分けてしまったのも問題であったとされる。また、複座であるため速度が遅いこともその要因であったと考えられる。もっとも、デファイアントの最高速度は504km/hであり、これはロックよりおよそ150km/hも速く、このことからも、ロックの性能不足が判明している。また、生産においてはボールトンポールの工場にはデファイアントとロック、2種のそれぞれ異なる旋回銃座が生産されることになり、生産効率において問題があった。これらの面から、デファイアントの海軍版を作ったほうが効果的であったという意見がある。

空母戦闘機の座は、フェアリー社製のフルマー艦上戦闘機に奪われてしまった。フルマーは、前方機銃のみを擁する平均的な戦闘機である。

ロックは、4機が英ゴスポート基地においてドイツ軍の空襲を受けて破損。イギリスは、飛行不能になった機体を(後部銃座は無事であったので)そのまま対空機銃の代わりにした。総生産数に反して配備地域は多く、バミューダにまで配備されていたが、1943年8月には交換部品がなくなったために(標的曳航機として改造されていたものも含めて)完全に姿を消した。なお、当機が空中戦で戦果を挙げたとは言われておらず、戦果0であるとされる。

また、4機がブラックバーン社のシャーク雷撃機(本来固定脚機であるが、フロート付きとなっている機体も多い)のフロートを流用して水上機仕様となった。もともと必要機数にたいして調達数が多かったことから、はじめから水上戦闘機としての使用を想定していたともされる。しかし、最高速度はさらに48km/hも下がり311km/hまで低下(これは相手の主力爆撃機よりもはるかに遅く、およそ実戦で使えるとは言いがたい速度である)、さらに安定性が非常に悪くなったために戦闘機でありながら低空旋回すらも制限される有様であった。なお、うち1機は標的曳航機に改造され試験が行われ、その後陸上機使用も同様の改造を施されている。

総生産数は136機で、派生型は存在しない。


スペック

全幅:46ft(14.02m)

全長:35ft(10. 85m)

総重量:自重5018lb(2778kg)、全備重量8800lb(3606kg)

最大速度:196m/h(359km/h)

航続距離:1304km

エンジン:ブリストル製パーシュースXII空冷星形9気筒905ph

兵装:ブローニング旋回式7.7mm機銃4挺

初飛行:1938年12月23日


外部リンク

Blackburn "Roc"
カテゴリ: イギリスの戦闘機

更新日時:2008年6月4日(水)10:15
取得日時:2008/07/27 16:13


ウラ写メ交換掲示板
■18歳以上「入口」■

[オプション/リンク一覧]
[記事の検索]
[おまかせ表示]
[トップページ]
[ニュースをチェック!]
[列車運行情報]
Size:7383 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen