フロッピーディスク (floppy disk) は磁気ディスクの一種で、磁性体を塗布した小円盤を紙またはプラスチック製の保護ケースに入れたもの、またはフロッピーディスクを読み書きするためのフロッピーディスクドライブと呼ばれる装置の略称である。
目次
1 概要
2 規格・構造など
3 歴史
4 大容量フロッピーディスク
5 中松義郎とフロッピーディスク
6 各ハードウェア規格の開発元
7 関連する日本工業規格
8 3モードフロッピーディスクドライブ
9 IBMフォーマット
10 パソコンにおけるフロッピーディスクの一般的なフォーマットの例
11 3.5インチフロッピーディスク各形式の詳細
12 3.5インチFDの2DD、2HC、2HDの物理的な違い
13 誤用
14 関連項目
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現時点で一般的なハードディスクとは異なり、駆動装置から媒体を取り外す事ができることが特徴である。ディスクの直径により、8インチ、5? (5.25) インチ、3? (3.5) インチの3種が主に知られ、1969年に読み取り専用の8インチフロッピーディスクが生まれてから1990年代末にかけて小型コンピュータのデータの記録に広く用いられた。その後、小型コンピュータの性能の向上により扱うデータの容量も大型化したため、2000年頃以降は徐々に廃れていっている。現在では、Windows XPが5.25インチ型にも対応はしているものの、最も普及した3.5インチ型以外を見る機会は少ない。
フロッピーディスクは「FD」、読み書きする装置(フロッピーディスクドライブ)は「FDD」と略記され、また単に「フロッピー」または「フロッピィ」と呼ばれる事がある。この他、米国IBMを中心に「ディスケット (diskette)」 の呼称が使われ、また、日本工業規格 (JIS) では「フレキシブルディスク」「フレキシブルディスクカートリッジ」として定められている。日本IBMでは、かつて3?インチ型媒体を使用する読取装置を「3.5型駆動機構」と呼んでいた。
現在でもSDカードやメモリースティック、コンパクトフラッシュ、スマートメディアなどのカードリーダーに3.5インチフロッピードライブを搭載したものが発売されており、一部では需要がある。また、3.5インチ型は最も普及していたことから現在でもファイルの保存などに使われるマークの図柄として多くのソフトでその形がモデルにされている。
磁気ディスクの一種で、駆動装置からの取り外しが可能(リムーバブル)な記録媒体(メディア)である。磁性体を塗布したプラスチックの薄い円盤を駆動装置で回転させ、円盤の片面ないしは両面に同心円状に信号を記録する。
内部のプラスチックフィルムの直径が200 mm 8インチ、130 mm 5.25インチ(一般に5インチと呼ばれる)、90 mm 3.5インチなどのものがあり、通常、ジャケット(200 mm 8インチ、 130 mm 5.25インチ)またはケース(90 mm 3.5インチ)に納められている。90 mm 3.5インチディスクのジャケットには金属またはプラスチック製のシャッターがついており、メディアを保護している。シャッターはディスクドライブ内部でスライドして開き、閉じるときはジャケット内のばねの力で閉じる。シャッターにロック機構がなく手で開ける事もできてしまうのでメディア保護の点では良くない。
最初期にソニーが発売した3.5インチディスクドライブはシャッター自動開閉機能がなく、ディスクの出し入れ前後に手でシャッターをスライドさせて開閉する必要があった。やがてドライブにシャッター自動開閉機能が搭載されたが、その頃は自動開閉機能の無いドライブとの互換のために、手でシャッターを開けると開けた位置でロックされ、"PINCH"と書かれた部分(肩部分)をつまむとシャッターがリリースされるという機構のディスクが発売された(このディスクは自動開閉機能搭載のドライブには手でシャッターを開けずに挿入することができた)。やがて自動開閉機能が一般的になり、ディスクも開けたままロックできる機構のものは無くなった。
8インチや5インチなどの初期のFDは、シャッターが無くケースが紙で出来ているために非常に破損しやすかった。
日本ではメートル法を使用し、正式な製品名称等にはインチではなくmmまたは型が使用される。
3.5インチ : 90 mm または 3.5型
5/5.25インチ : 130 mm または 5/5.25型
5インチ、90 mm 3.5インチの一般的な2HDのメディアでは、約1.2MB〜1.4MB (FAT12) の容量があり、現在では、90 mm 3.5インチのものが主流である。しかし、小型化を試みる動きもあり、80 mm 3インチや65 mm 2.5インチも発表されたが、計測器など一部機器の記録メディアとしての利用にとどまり、主流にはならなかった。