フリントロック式(Flintlock)とは、マスケット銃などの火器で使われた点火方式の1つ。17世紀前半に開発された。引き金を引くと、フリント(燧石)を取り付けた撃鉄が作動して、フリントが当たり金にぶつかり、火花を発して火皿に点火するという機構である。先行して登場していたホイールロック式に比べ単純で信頼性が高く、安価で射撃間隔を縮めることが出来るため、各国は進んでこの技術を取り入れていった。
日本では、江戸時代に、現物が輸入されたり書物から得た知識として「火打ちからくり」等の名で知られ、また、一部の鉄砲鍛冶による試作品も今に伝えられているが、その機構が、点火装置に強力なばねが使用されているものであるため、撃発時の衝撃で銃身がぶれ、また、引金を引いてから装薬に引火爆発するまでの時間差があるため命中精度に難があることが嫌われ、それに、日本産の燧石(火打石)は発火の火花が弱く銃向きでない等の理由で採用されなかったと云われ、マッチロック式(火縄式)の中でも特に命中精度が良い瞬発式火縄銃が引き続き使用され続けた。
また、これによく似た機構として16世紀中葉にスウェーデンで開発されたスナップハンス式(Snaphance,Snaphaunce)があり、これはフリントロック式では一体化している当たり金と火皿の蓋が分離している。
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更新日時:2008年7月2日(水)02:36
取得日時:2008/07/23 09:48