フェロシアン化カリウム フェロシアン化カリウム(フェロシアンかカリウム)はヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム(ヘキサシアノてつ に さんカリウム)、黄血塩(おうけつえん)とも呼ばれる無機化合物で、錯塩の一種。 組成式は K4[Fe(CN)6]。通常は三水和物の形で存在し、黄色の結晶または粉末である。水に可溶で、水溶液は淡黄色を示す。 シアン化ナトリウムに硫酸鉄(II)と塩化カリウムを加えると得られる。 [Fe(CN)6]4?(フェロシアン化物イオン)は、水溶液中で電離しても配位子のCN?(シアン化物イオン)が安定している(解離定数 K は 10?36)ため、無機シアン化物のような毒性は示さない。 貴金属と塩を作るため、賢者の石と目されたりもした(古典的な金メッキの手段)。
三水和物
IUPAC名ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム
別名黄血塩,黄色血滷塩,YPS
組成式K4[Fe(CN)6], C6FeK4N6
式量368.4 g/mol
形状黄色結晶性粉末(三水和物)
結晶構造単斜晶系
CAS登録番号[13943-58-3](無水物)
[14459-95-1](三水和物)
密度と相1.88 g/cm3, 固体(無水物)
水への溶解度27.8 g/100 mL (12.2 °C)
融点°C
沸点°C
出典
利用
青写真 - 白地青線法(白地に青線の陽画: ポジ)の現像液。
試薬 - 鉄イオンの検出などに用いる。2価の鉄イオンを含む溶液に加えると青白色沈殿を生じ、3価の鉄イオンの溶液に加えると濃青色沈澱(プルシアンブルー、ベルリンブルー)を生じる。鉄、銅、銀の安定化試薬として用いられる。
工業用途 - 食品添加物として食塩の固結防止添加物。
関連項目
紺青
フェロシアン化ナトリウム
フェリシアン化カリウム
カテゴリ: 無機化合物 | 鉄の化合物 | カリウムの化合物
更新日時:2008年10月5日(日)13:02
取得日時:2008/10/11 17:50