ファラオ(Pharaoh)は、古代エジプトの君主の称号〈君主号〉。神権皇帝。古代エジプト語の「ペル・アア」が語源である。旧約聖書では「パロ」、クルアーンでは「フィルアウン」として出てくる。
ペル・アアとは「大きな家」の意味であり、王宮そのものを表す言葉であったが、転じて王宮に住む者、つまり王を意味するようになった。
一人(クレオパトラ7世を含めると二人)を除き男性であるが、継承権はその娘である第一皇女と息子である第一皇子にある。したがって第一皇子か第一皇女の夫がファラオになる。古代エジプトのファラオはしばしば実妹または実姉を娶っているがこれは神話に基づく面もあり(オシリスとイシスの伝説参照)、単なる近親相姦というよりもむしろ、本来女系皇族が継承する皇位を男系皇族が実質的に継承する機能を果たしていた。
ファラオは神権により支配した。名前の一部にはホルス名、セト名といった神の名前が含まれ、ファラオの関係している神や、その神官グループとの繋がりを示す。
ファラオは公式の場では冠をかぶり、普段はネメスと呼ばれる頭巾をつけていた。ただしネメスは王族以外でも着用されていた。
肘を曲げ手首を胸に置いて腕を交叉させるのがファラオを象徴するポーズであり、通常ファラオのミイラはこの格好をしている。
目次
1 ファラオ一覧
1.1 エジプト初期王朝(紀元前3100年頃-紀元前2686年)
1.1.1 先王朝時代
1.1.2 第1王朝
1.1.3 第2王朝
1.2 エジプト古王国(紀元前2686年-紀元前2181年)
1.2.1 第3王朝
1.2.2 第4王朝
1.2.3 第5王朝
1.2.4 第6王朝
1.3 エジプト第一中間期(紀元前2181年-紀元前2040年)
1.3.1 第7王朝
1.3.2 第8王朝
1.3.3 第9・10王朝
1.4 エジプト中王国(紀元前2040年-紀元前1663年)
1.4.1 第11王朝
1.4.2 第12王朝
1.5 エジプト第二中間期(紀元前1663年-紀元前1570年)
1.5.1 第13王朝
1.5.2 第14王朝
1.5.3 第15王朝
1.5.4 第16王朝
1.6 エジプト新王国(紀元前1570年-紀元前1070年)
1.6.1 第17王朝
1.6.2 第18王朝
1.6.3 第19王朝
1.7 エジプト第三中間期(紀元前1069年-紀元前525年)
1.7.1 第20王朝
1.7.2 第21王朝
1.7.3 第22王朝
1.7.4 第23王朝
1.7.5 第24王朝
1.7.6 第25王朝
1.7.7 第26王朝
1.8 エジプト末期王朝(紀元前525年-紀元前332年)
1.8.1 第27王朝
1.8.2 第28王朝
1.8.3 第29王朝
1.8.4 第30王朝
1.8.5 第31王朝
1.9 プトレマイオス朝(紀元前332年-紀元前30年)
1.9.1 マケドニア王国期