ピラミッド
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その他の用法についてはピラミッド (曖昧さ回避)をご覧ください。ギザ三大ピラミッド

ピラミッド (Pyramid) は、エジプト中南米などに見られる四角錐状の巨石建造物の総称。また、同様の形状の物体を指す。その形からかつては金字塔(きんじとう)という訳語が使われていた。現代においても「金字塔」は、ピラミッドのように雄大かつ揺るぎもしない業績などを表す代名詞となっている。
目次

1 古代エジプト

1.1 形態の形成

1.1.1 階段ピラミッド

1.1.2 屈折ピラミッド

1.1.3 真正ピラミッド

1.1.4 ピラミッドの衰微


1.2 ピラミッドの建造


2 中南米

3 ヨーロッパ

4 俗信・数奇伝説など

4.1 ピラミッド測定数値予言説

4.2 ピラミッドパワー

4.3 「日本にもピラミッドがある」説

4.4 超文明説


5 関連記事

6 参考文献・脚注

7 外部リンク

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古代エジプト

古代エジプトにおけるピラミッドは、巨石を四角錐状に積み上げ、中に通路や部屋を配置した建造物である。王が天に昇る階段としての役割や、その斜めの外形が太陽光を模したものであるとも考えられている。ピラミッドは単体で完成したものではなく、付随する葬祭殿等との複合体として考えるべき特徴を持つ。(大ピラミッドなどの代表的な例では)ピラミッド本体には基本的に北面に入り口があり、玄室(と思われる部屋)に至る道や「重力分散の間」と呼ばれる謎の機構など、未解明の仕掛けがある。労働者の墓の発掘で、多くの死者が出たことがわかっている。

ヘロドトスの『歴史』に記述されて以来、一般的には奴隷の築いた王墓とされてきたが(“奴隷”の記述は階級闘争を進めるソ連の教科書に初めて記述された)、1人の王が複数のピラミッドを築いていることや、内部から墓としてのミイラがまだみつからず、多くのピラミッド建造に関わったとされる住居跡から豊かな生活物資や住居人のミイラ(身分が高くないとミイラにはされない)が発見されたことなどから、農閑期における農民達の公共事業説がほぼ定説となっている(もっとも労働力として動員された中には奴隷も存在した可能性はある)。語源はギリシア語で三角形のパンを指すピューラミス(πυραμ?? pyramis ピラミス、ピラムスとも)に由来する、という説が最も有力。古代エジプト語ではギザのピラミッドに「昇る」という意味の「メル(ミル、ムルとも。ヒエログリフでは△と書く)」という言葉を当てていた。


形態の形成

現在我々が見るようなピラミッドの形態はある時点で突発的に形成された訳ではなく、何世代もかけて練り上げられてきたものである(ただし、それぞれのピラミッドはその形状で完成形態であるとする研究も出てきている)。


階段ピラミッドジェセル王の階段ピラミッド

階段ピラミッドはピラミッドの最初の形態で、第3王朝時代サッカラに、宰相イムホテプが設計し、ジェセル王が築いた物がその始まりである。当初は日干し煉瓦による方形のマスタバとして建立されたが、後に煉瓦を積み上げて階段状の巨石建造物と成した。一度階段形態が完成した後も、追加して拡張が成された。完成時の寸法は東西約121m、 南北約109m、 高さ約60m。


屈折ピラミッドスネフェル王の屈折ピラミッド

第4王朝期に入ると、スネフェル王が既存のピラミッドを基調に51度の勾配を持つピラミッドを造り上げた。このメイドゥームのピラミッドは最初に四角錐の形状を採用しており、その意味では画期的な建造物であった。ただしこれは後に(あるいは建設途中に)崩壊した。このピラミッド(崩壊ピラミッド、偽ピラミッドとも呼ばれる)はそもそも四角錐を目指していなかったとする説もある。また、このピラミッドをスネフェルの物として数えない場合もある。

スネフェル王はまた屈折ピラミッドと称される事になるピラミッドも築いた。これは建設途中に(地上から49m地点で)勾配を約54度から約43度に変更していて、高さは約101mであった。 屈折ピラミッドの形状の理由としては、

勾配が急過ぎて危険なため(崩壊の危険、玄室にかかる重量過多)角度を途中で変更した。

建造中に王が病気になったので、完成を急ぐため高さの目標を下げた。

これはこれが完成形であり、下エジプト・上エジプトの合一を象徴している。

などの説がある。


真正ピラミッドクフ王のピラミッド断面図


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen