ビジター応援席(ビジターおうえんせき)は、日本のプロ野球において、試合を主催する球団の対戦相手(ビジター)のチームのファンが応援するために確保された客席エリアのことである。サッカーの場合は対戦相手をアウェーチームと呼ぶことから「アウェー応援席」とすることが多いが、「ビジター席」と設定している会場もある。
目次
1 ビジター応援席を設けている球団
1.1 読売ジャイアンツ(東京ドーム)
1.2 中日ドラゴンズ(ナゴヤドーム)
1.3 阪神タイガース(阪神甲子園球場・京セラドーム大阪)
1.4 千葉ロッテマリーンズ(千葉マリンスタジアム)
1.5 北海道日本ハムファイターズ(札幌ドーム)
2 レフトスタンド全体が事実上のビジター応援席となっている球団
2.1 横浜ベイスターズ(横浜スタジアム)
2.2 西武ライオンズ(西武ドーム)
3 ビジター応援席を設けていない球団
//
2003年より東京ドームのレフトスタンド9ブロック中2ブロックが「ビジターチーム応援席」として割り当てられるようになった。残りの7ブロックのうち、3ブロックは通常の外野指定席、4ブロックは「レフト巨人応援席」となっている(阪神戦を除く)。ビジターチーム応援席では巨人の応援が厳しく禁じられている。チケットにも「巨人の応援はご遠慮下さい。」と明記されており、球場内の掲示も「ホームチームの応援はお止め下さい。」となっている。通常の外野指定席でもレフト側は「ホームチームの応援はご遠慮下さい。」と掲示されており、表だって巨人の応援することは自粛が求められている。試合終了後も、巨人の勝敗に応じてそれぞれのファンの出口への誘導が決められている。
ただし、実際は一部の対戦相手を除き、通常のレフト外野指定席も大半がビジターチームのファンで占められている。また、中日、広島、千葉ロッテ、福岡ソフトバンク戦などではビジターチーム応援席、通常のレフト外野指定席が早々と売り切れる傾向にあり、これらのファンからはレフト巨人応援席の縮小、または廃止を求める声もある。
クライマックスシリーズの際はレフトスタンドはすべてビジター応援席となる。
なお、阪神戦に限り、ビジターチーム応援席・レフト巨人応援席の席種はなくなり、レフト側も全て通常の外野指定席として発売される。
2006年よりナゴヤドームのレフトスタンド2階席下段14ブロック中2ブロックと上段15ブロック中3ブロック(合計約720席)が「ビジター外野応援」として割り当てられるようになった。2007年ではエリアが変更され、下段の指定がなくなった代わりに上段4ブロック(約630席)がビジター外野応援となった。
チケットには「ビジター外野応援はビジターチームの応援エリアです。」との記述があり、ホームページにも「皆さまのご協力をお願い致します。」との記述はあるが、当初は中日の応援に対して禁止したり遠慮を求める訳ではなかった。そのため、対戦カードによっては中日ファンもビジター応援席に平然と紛れ込む光景が見られた。また、ナゴヤドームの5階席の観戦環境が悪いこともあり、他の席が売り切れていないにも関わらず中日ファンがビジター応援席を買い占めるという問題も存在した。
なお、2008年からはビジター応援席における中日の応援は禁止されている。
2006年より、阪神甲子園球場のレフトスタンド上段5ブロック中1ブロックが「レフトビジター応援席」として割り当てられるようになった。巨人戦のみ下段1ブロックも別に割り当てが存在した。2007年では2006年での実績を加味した上で、巨人戦と千葉ロッテ戦のみ上段2ブロック下段1ブロックが割り当てられている。さらに2008年からは中日戦と広島戦を上段2ブロックに設定したが、発券ミスにより巨人戦と千葉ロッテ戦以外は全て上段2ブロックの割り当てとなっている。京セラドーム大阪でも2007年からレフト5階席の一部が「上段レフト外野ビジター応援席」として設置されるようになった。
声援が届きにくい甲子園や京セラドームの上段が指定されている上、更には球団もビジター応援席での阪神の応援に関して制限せず、両チームのファンが混在する場合もありえると広報しているため、存在意義が薄いのではないか、との指摘もある。(ただし席数自体はあまり他の球場とかわらない。レフト席が全体で1万席近くあるため、比率が極端に低くなっている。)近年の甲子園は満席になることが多く、その場合にはビジター応援席に阪神ファンが存在することが多い(しかしロッテ戦ではビジター応援席が満員のため、阪神側の応援席で声援を送る光景も見られる。巨人戦でも何故か阪神側の応援席に陣取るファンが多く、こちらではビジター応援席に阪神ファンが、阪神側の応援席に巨人ファンが存在する状態が続いている。)。