ヒューマンエラー (human error) とは、人為的過誤や失敗(ミス)のこと。 人によって起こされる、予め決められた(期待した)ことから逸脱した行い・行動のことをいう。
目次
1 概要
2 過去にあったヒューマンエラーの例
2.1 日本航空機ニアミス事故
2.1.1 原因
2.2 JR九州管内での信号無視
3 対策
3.1 予防策
3.2 対応策
4 関連項目
5 外部リンク
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特に設備機械の操作や乗り物の操縦において、不本意な結果(事故や災害など)を生み出しうる行為や、不本意な結果を防ぐことに失敗することである。 安全工学や人間工学においては、事故原因となる作業員や操縦者の故意・過失を指している。
機械設計者・製作者の過誤(ミス)、すなわち操作者・操縦者以外の過誤は、通常はヒューマンエラーには含まない。
日本国内においてこの語がマスコミで大々的に使われるようになったのは、2001年1月31日に発生した日本航空機駿河湾上空ニアミス事故がきっかけであった(言葉そのものはそれ以前もあったが、一般的ではなかった)。
人間の注意力には限界があり、どんなに注意深い慎重な人であっても、疲労や錯覚などでヒューマンエラーを起こす場合がある。
様々な職種において、経験を重ねたベテランやルーチンワークでも起こりえる事である。経験で学んだ事により、スムーズに業務を全うする為に、業務に支障をきたさない範囲での基本的な確認・操作を省略し、積み重ねてきた事により「問題ない」という自己確信(思い込み)が生じる。そのような状態下で、確認・操作を怠ったまま業務を進行させると、非常時に結びついた場合、重大な問題・被害に発展する可能性がある。
絶対にミスが許されない重要な業務については、1人の人間に任せるのではなく、必ず、2人以上の人間を配置し、二次チェックあるいは三次チェックといった厳重なチェック体制を設けている場合がある。
日本国内だけでも、過去には様々なヒューマンエラーがあったのだが、ここでは、航空機と鉄道で起きた2つの事例を取り上げる。
2001年1月31日に静岡県焼津市沖の駿河湾上空で起こったニアミスに起因した事故は、航空局の管制官が2機の航空機を同時に管制しようとした際、誤って互いの便名を逆に読み上げたことから混乱が発生した。安全距離が保たれるべき2機の当該機が約10メートルの距離まで異常接近し、あわや衝突という事態に陥ったものである。
この事故を起こした管制官は、レーダー画面上に表示された「907」および「958」という便番号をずっと目で追っていたにも関わらず、ある瞬間、突然この2つの番号を逆に読み始め、事故が起こるまでの数分間、言い間違いにまったく気づかなかった。
当該機のコンピュータは、他機の異常接近を知らせる警報装置(空中衝突防止装置 通称:TCAS)が正常に働いていたが、当時の航空運用マニュアルは「コンピュータと人間の指示に矛盾がある場合、後者に従う」と規定されていたこともあり、機長はそのマニュアルに正しく従うことで、結果として航空機を危険な状態へと導いてしまった。
事故の原因は、管制職という仕事がただでさえ激務であるのに加え、その日はたまたまOJT中の職員を従えていたことから疲労が蓄積したためとされた。そしてそれは、安全運行上許されないものであるにも関わらず、ある程度以上の社会経験を積んでいれば誰もが経験する、あまりにも人間臭いミスであったため、のちに「事故の原因はヒューマンエラーであった」との説明が補足されるようになった。
この事件は、「コンピュータは日常的に故障するものであり、人間の判断こそが正しい」という社会通念がもはや過去のものであることを明示した。その後、各航空会社は、運用マニュアルを「コンピュータと人間の指示に矛盾がある場合、前者に従う」と書き換えた。
2007年(平成19年)3月26日(月)にJR九州指宿枕崎線の下り普通列車2両編成ワンマン車枕崎行き(鹿児島中央駅16:55発?枕崎駅19:26着)において起こった。
18時52分頃、指宿枕崎線の 「西頴娃(にしえい)駅」構内で下り普通列車が停止信号であるにもかかわらず、運転士のミスでそのまま進入してしまった。幸い、ATS(自動列車停止装置)が作動し、列車が緊急停止したが、もし、ATSが設置されていなければ大事故に至る恐れがあったという。
対策とは言え、人間である以上必ず失敗(エラー)は起こりうる、完璧な対応策はないといった観点に基づいた対策を講じる必要がある。
対策としては主に啓発や注意喚起するもの、注意力や意識が散漫になることを防ぐものとなる。
危険予知トレーニング (KYT)
指差喚呼
ガム・コーヒーなど眠気覚ましになるものを喫食する。