パンジー
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パンジー
パンジー
分類

界:植物界 Plantae
門:被子植物門 Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 Magnoliopsida
目:スミレ目 Violales
科:スミレ科 Violaceae
属:スミレ属 Viola
:tricolor X wittrockiana

学名
Viola tricolor hortensis

Viola X wittrockiana
和名
パンジー
英名
Pansy

パンジー(英 pansy)はスミレ科スミレ属の園芸植物の1種。スミレもしくはサンシキスミレから分化したものと考えられ、亜名をViola tricolor hortensisとされることがある。しかし、園芸上用いられる変種は交雑、交配が進んだものであり、学名をViola X wittrockianaとしてあらわしている。「パンジー」という名前は、このパンジーの他にもこれに似ている野生のスミレ属の花を指すときにも使われている。また、ハエドクソウ科ミゾホオズキ属のパンジーモンキーフラワーのように、全く関係のない植物も花の形や花弁の模様が似ているためパンジーと呼ばれることもある。小型のパンジーをビオラということもある。なお、学名の「ビオラ」(ヴィオラ)はスミレ属のことである。
目次

1 パンジーの誕生

2 アンダープランツとしてのパンジー

3 利用法

4 交雑とライフサイクル

5 構造

6 病気と寄生虫

6.1 病気

6.1.1 茎腐れ、またはパンジー病

6.1.2 さび病

6.1.3 斑点病

6.1.4 うどんこ病

6.1.5 キュウリモザイクウイルス


6.2 害虫

6.2.1 ナメクジ、カタツムリ

6.2.2 アブラムシ


6.3 チョウ


7 栽培品種

8 栽培のポイント

9 名前の起源と特記事項

10 芸術・文化の中でのパンジー

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パンジーの誕生

1800年代に北欧で、アマチュアの園芸家が群性の大きくて鮮やかなスミレを作るために、野生のサンシキスミレ( ⇒Viola tricolor)と他の野生スミレビオラ・ルテア( ⇒V. lutea)、さらに近東のスミレビオラ・アルタイカ(V. altaica)を交配して生まれた。1820年代から1830年代に膨大な交配が行われた結果、有名な品種はとても大衆的なものとなっていた。1835年までには400品種が存在しており、1841年までには、パンジーは鑑賞植物として親しまれるようになった。イギリスではフローリスト(園芸愛好家)たちによって育種され、1813年にトムスンが改良を始めたとされる。そして「ショウ・パンジー」が生まれフローリスツ・フラワーに仲間入りした。しかし19世紀半ばには、ヨーロッパ大陸生まれのファンシー・パンジーに地位を取って代わられた。これは最初ベルギー・パンジーと呼ばれていたが、後にスコットランドで改良が行われた。

ビクトリア時代に低コストな鉄が入手可能になったことから、温室が爆発的に普及し、その結果現在園芸家たちに知られている鮮やかな花が生まれたのである。


アンダープランツとしてのパンジー

パンジーを低木潅木の下に植えると、生物マルチのような効果 (雑草の抑制) を得ることができる。


利用法

寒冷地ではに、暖かい地方ではから開花が始まる。パンジーはしばしばロブラリア ( ⇒Lobularia maritima) と混植される。これはこの組み合わせが色彩的に魅力的である共に、同時に開花するためである。 パンジーはエディブル・フラワーとして食用にしたり、媒染剤で処理した織物を染めるために使われていたこともある。


交雑とライフサイクル

パンジーは交配が進み、黄金色、オレンジ色、紫色、スミレ色、黒(濃青による)など多彩な色彩をもっている。パンジーはとても丈夫な植物で、日当たりがいいところで、よく生長する。パンジーは秋蒔きの一年草であり通常ライフサイクルの完結には足掛け2年を要する。1年目に青葉を茂らせて冬を越し、2年目に花実をつけた後に枯死する(寒冷地では多年草であるが、日本の多くの地域では夏の気候が暑すぎるため枯れてしまう)。ほとんどの園芸家は、ホームセンターなどで苗の状態で購入し、庭に移植する。こぼれ種でも自然に増える。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen