パラフィン (paraffin) とは、炭化水素化合物(有機化合物)の一種。炭素原子の数が20以上のアルカン(一般式がCnH2n+2の鎖式飽和炭化水素)の総称である。パラフィンが指し示す範囲は広いので一般に使用される場合、ある特定の範囲を指していることが多い。もっとも一般的な用いられ方としては、パラフィン類を原料として製造されるパラフィン紙などがある(詳しくは用途を参照)。日本では用いられないが、英国、南アフリカでは、灯油を指す言葉として一般に用いられている。
目次
1 定義
2 構造による分類
2.1 直鎖型と分岐型
2.2 短鎖と長鎖
3 物性
3.1 石油ワックス
3.2 流動パラフィン
4 所在・製法
5 生産量
6 利用形態別
6.1 産業利用
6.2 医療用
6.3 燃料用
6.4 食用
6.5 化粧品
6.6 石油たんぱく
7 規格
7.1 石油ワックス
7.2 流動パラフィン
7.2.1 食品
8 特殊な呼称 - 灯油を指す
9 用途
10 基準
10.1 化粧品
11 その他
12 関連化合物
12.1 塩素化パラフィン
13 参照資料
14 関連項目
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非揮発性の精製した飽和炭化水素の混合物の総称。有機化合物の分類のひとつ(*1)。 有機化学での分類としては、炭化水素化合物でアルカン (alkane)(アルカン族)と呼ばれる(化学式ではCnH2n+2(アルカンの一般式)とあらわされる)物質の中で、n、つまり炭素原子の数が20以上のものを指す総称(物質をグループ分けするための名称)。または「パラフィン系」「パラフィン類」という分類はこの意味に基づく。アルカンとは、C−H、C−C 単結合(飽和結合)からなる鎖式(鎖状)構造を持つ「鎖式飽和炭化水素化合物」のこと。石油を精製してできる石油精製品、メタン、エタン、プロパンなどの仲間である。 *1 現代では、有機化合物という言葉は『炭素原子を構造の基本骨格に持つ化合物』であり、それ以外の意味を持たない。
炭化水素化合物分類 -- (参照有機化学/ ⇒有機化学(Wikibooks))表・話・編・歴
分類結合化学式分類名
(有機化学)分類名
(化学工学)主な物質
鎖式
(鎖状)
構造脂肪族飽和鎖式飽和炭化水素単結合
C−CCnH2n+2アルカンメタン系炭化水素、パラフィン系炭化水素メタン(カルバン)、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、オクタン・・・
不飽和鎖式不飽和炭化水素二重結合
C=CCnH2nアルケンエチレン系炭化水素、オレフィン系炭化水素エチレン、プロピレン、ブテン・・・
三重結合
C三CCnH2n-2アルキンアセチレン系炭化水素アセチレン(エチン)、プロピン、ブチン・・・