パケット(packet)は、パケット通信または蓄積交換(通信方式)における情報の伝送単位。主として、OSI参照モデルの第3層(ネットワーク層)で使われる。
大きい情報を送受信する際に、小さなデータに分割し、各々に発信元と送信先のアドレスやパケットの種類、通し番号などの制御情報を付加したものである。パケット単位で通信を行うことにより、ネットワークの帯域を連続して占有することがなくなって複数の端末からの送受信データを1本の信号線上に多重化出来る、データの一部が破損・喪失しても少ないコストで再送が可能になる、網状の通信路構成に適している、などの利点がある。ひとつのパケットに含まれる正味のデータ量は、通信プロトコルによって異なり、可変長・固定長がある。
パケットやフレーム、セグメントは共にコンピュータ間の通信に使用されるデータを送る単位である。この単位のことは、PDU(プロトコル・データ・ユニット)と呼ばれる。
「フレーム」は主にOSI参照モデルの第2層での通信に使われるPDUの呼び名であるが、フレームリレーのように第3層で使われることもある。MACフレーム、PPPフレーム、HDLCフレーム等がある。
「パケット」は主として第3層での通信に使われるPDUの呼び名である。X.25パケットがある。IPの規格( ⇒RFC 791)での伝送単位はデータグラム(datagram)であるが、通常IPパケットと呼ばれる。
「セグメント」は第4層での通信規格の一つであるTCPに使われるPDUの呼び名である。第4層の別の規格であるUDPでは、伝送単位としてデータグラムを使っている。
一般的には、これらの用語は、それほど厳密に区別されずに使われている。単にデータを送る単位の意味としてパケットという表現が使われることが多い。第2層のデータはフレームで第3層以上のデータはパケットと呼ぶこともある。(MACフレームやTCPセグメントのことをパケットと呼ぶなど)[1]
出典^ 半沢智著 「パケットとフレームは同じもの?」 日経NETWORK 2004年3月号 p.73
関連項目
通信工学
パケット通信
携帯電話
パケ死
ペイロード
フレーム
パケットフィルタリング
Stateful Packet Inspection
カテゴリ: 情報の単位 | 通信工学 | 電気通信
更新日時:2008年6月19日(木)18:37
取得日時:2008/07/21 00:59