バタフライ効果(ばたふらいこうか)とは、カオス理論を端的に表現した思考実験のひとつ。
目次
1 概要
2 表現の由来
3 バタフライ効果の一例
4 大衆メディア
5 関連項目
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「カオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす」ということを詩的に表した表現。
この表現はエドワード・ローレンツが1972年にアメリカ科学振興協会でおこなった講演のタイトル『予測可能性-ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』に由来する。ローレンツによると、この講演に付けるタイトルが思い浮かばずにいた時にフィリップ・メリリースが付けたものだという。 またローレンツ自身は、1963年にニューヨーク科学アカデミーで自分の発見を掲載した中で「ある気象学者は、この説が正しいとすると、カモメのたった1回の羽ばたきが気候の成り行きを未来永劫変えうることに気付いた。」と書いている。
他にも「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる」や、「アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる」という表現が使われることもある。
もちろんこれは、ブラジルでの蝶の羽ばたきというごく小さい要素であっても、テキサスの気候変動に大きく影響を与える可能性があるという事を表しているのである。ブラジルの蝶の羽ばたきを観測すれば、テキサスの天気が予報可能であるという話ではない。端的に言えば、小さな要素の組み合わせでも未来に大きな影響を与える以上、正確な未来予想は不可能という事である。
バタフライ効果の一例
波・風・温度などの気象
道路における自動車の自然渋滞
この理論を題材にした映画、『バタフライ・エフェクト』が、2004年全米で公開された。日本公開は2005年。
関連項目
複雑系
非線形科学
風が吹けば桶屋が儲かる
カテゴリ: 複雑系
更新日時:2008年8月16日(土)07:30
取得日時:2008/10/09 13:48