ハロルド・ピンター
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ノーベル賞受賞者
受賞年: 2005年
受賞部門: ノーベル文学賞
受賞理由:

文学

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ハロルド・ピンター(Harold Pinter, 1930年10月10日 - )はイギリス劇作家詩人。男性。映画脚本ラジオ台本も手掛ける。
目次

1 経歴

2 主な作品

2.1 脚本


3 外部リンク

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経歴

1930年10月10日、ロンドン東部のハックニーで、ユダヤポルトガル人労働者階級の両親のもとに生まれる。1951年に舞台俳優となった後、1957年に戯曲『部屋』で劇作家に転身。

説明的な台詞を嫌い、敢えて観客には(しばしば登場人物にとっても)状況が理解しづらい劇を作った。つまり、しっかりした目的に向かって話が進むのではなく、「キャラクターが一人歩きする」のである。そのため、不条理演劇の大家と評される。

アラン・エイクボーンがピンターの『バースデイ・パーティ』に俳優として出演した時の話によると、エイクボーンは配役について、「この人物はどこの出身で、どこに住んでいて、両親は誰なのかを、教えてくれませんか」とピンターに質問した。ピンターは「余計なことだ。とにかくやるんだ」とだけ言ったのだという。ピンターはこの発言を否定しているが、登場人物の設定を細かく決めることはしなかったことは認めている。作者自身にとっても、何者かわからない人物を「発見」して行くとピンターは表現している。

反戦思想の持ち主で、NATOによるユーゴスラビア空爆アメリカ合衆国によるアフガニスタン空爆に抗議。ブッシュ政権のイラク侵攻ナチス・ドイツアドルフ・ヒトラーに準えたこともあった。

米国については、特にニカラグアイラン・コントラ事件)、チリチリ・クーデター)、キューバなど、中南米諸国への侵略を繰り返して来たことを強調している。ニカラグアについては、米国に打倒の対象とされたサンディニスタ政権に味方する立場から、米国と交渉したこともある。

2002年食道癌に冒されていることを明らかにした。その後も闘病中である。2005年2月、劇作家からの引退を表明し、反戦を訴える政治活動に専念する事を表明した。同年ノーベル文学賞を受賞したが、医者ブラジル先住民の風土病である重度の皮膚疾患に感染していると診断され、授賞式に出席できなかった(ちなみに、ピンターはブラジルに一度も行ったことはない)。そのため自宅で記念講演を収録し、ストックホルムで行われた授賞式では録画テープが上映された。記念講演は、『ガーディアン』紙に全文掲載されたが、BBCには完全無視された。劇評家のマイケル・ビリントンは、ピンターに「イギリスでは、ノーベル賞授賞講演は衛星放送では同時刻に放映され、『ガーディアン』には講演の全文が掲載されました。しかし、私の知る限り、それはBBCテレビではほとんど採りあげられませんでした。これには驚きましたか。」と質問した。ピンターは、「ほとんど採りあげられなかったのではありません。BBCは、講演を徹底的に無視しました。(BBCにとって)そんなことは起こらなかったのです。BBCが講演を無視したのは、政府との共謀によるものだと主張する人がいます。私はそうは思いません。こういう共謀説には、私は賛成しないのです。」と答えた。


主な作品

部屋(1957年)

バースデイ・パーティ(1957年) - 興行不振により6日で打ち切り

料理昇降機(1957年)

管理人(1959年)

帰郷(1965年)

昔の日々(1970年)

誰もいない国(1974年)

背信/Betrayal(1978年)

喜志哲雄, 小田島雄志 (訳) 『ハロルド・ピンター全集』 (新潮社、2005年、ISBN 4105180029

喜志哲雄(訳)『何も起こりはしなかった―劇の言葉、政治の言葉』(集英社新書、2007年1月、ISBN 4087203840
ノーベル賞記念講演、社会問題への発言、文学と社会問題両面のインタビューなど。


脚本

女が愛情に渇くとき 1The Pumpkin Eater (1964)

さらばベルリンの灯 The Quiller Memorandum (1966)

できごと Accident (1967)

恋 The Go-Between (1970)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki