界:動物界 ⇒Animalia
門:脊索動物門 ⇒Chordata
亜門:脊椎動物亜門 ⇒Vertebrata
綱:鳥綱 ⇒Aves
目:ハト目 ⇒Columbiformes
科:ハト科 ⇒Columbidae
亜科
多数
鳩(はと)は、ハト目・ハト科に属する鳥類の総称である。 体に比べて頭が小さく、胸骨、胸筋が発達してずんぐりとした体型が特徴である。 日本に生息する鳩には、アオバト、カラスバト、キジバト、シラコバト、ドバトなどが知られている。 このうちドバトはカワラバトの飼養品種が再野生化したものとされ、野鳥とはみなされないこともある。
鳩という名前はパタパタと飛び立つときの音の様子に由来すると考えられる。「鳩」(九+鳥)の字にある(九)は鳴き声(クルッククゥー)からきた、とする説がある。「鳩」の中国語の発音であるキュウ(漢音)やク(呉音)は、英語のハトの鳴き声<coo>(クウ)、日本語のハトの鳴き声「クウクウ」に近い。 東京都では「オゥオゥオッオー」と低音の鳴き声も確認されている。 「ハト」の名は、軽やかに羽ばたく音「ハタハタ」から、ともいう。また、漢和字典では「球」(中心に引き絞られた形)と同源としている。現代中国では「鴿子(g?zi)」という。
目次
1 人との関係
2 文化
2.1 日本
2.2 イギリス
2.3 中国
3 鳩の肉
4 首振り歩行
5 各国での呼び
6 関連項目
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カワラバトを改良したドバトは、戦前・戦中の軍事用、戦後の一時期には報道用に伝書鳩として大いに活用された。地磁気などにより方角を知る能力に優れているとされ、帰巣本能があるため、遠隔地まで連れて行ったハトに手紙などを持たせて放つ事によって、情報をいち早く伝えようとしたのである。しかしその後、電話などの通信技術の進歩によりその価値を失い、現在ではレース鳩として飼われることがほとんどである。
このほか銀鳩と呼ばれる白い小型のハトが存在し、観賞用に飼われたりマジックの小道具として使用されるが、これはドバトとは別種のハトである。
ハトは、その群れを成す性質から、オリーブと共に平和の象徴とされることもしばしばである。これは旧約聖書のノアの方舟の伝説にも関係している。ノアは47日目にカラスを放ったがまだ水が乾く前であったからすぐに戻ってきた、ハトを放ったところ、オリーブの葉を咥えて戻ってきた。これによりノアは水が引き始めたことを知ったと言う。
また、ギリシア神話においてハトは、愛と美の女神アプロディーテーの聖鳥とされていた他、イーアソーンを始めとする英雄たち(アルゴナウタイ)が乗るアルゴー船が、互いに離れたりぶつかり合ったりを繰り返す二つの巨岩シュムプレーガデスの間を通り抜ける際、試しにハトを通り抜けさせて安全を確認するエピソードや、狩人オーリーオーンがプレイアデス(巨神アトラースの七人娘たち)を追い回した際、それを不憫に思った主神ゼウスが彼女たちをハトに変え、更に星へと変えたエピソード等が存在する。
日本では、神社のおつかいとして(八幡さまのハトといわれるように)いにしえより親しまれてきたが、八幡様は戦の神様で、かならずしも平和とは直接結びつかなかった。戦後西洋的価値観が入ってきて、タバコのピースのデザインのようにハト=平和のシンボルと言うイメージが定着した。また、あっけにとられた様子を指して日本では、「ハトが豆鉄砲を食ったよう」という言葉を用いる事がある。
ハトの名前は特急列車の名称などに用いられ親しまれた事がある他、日本テレビのジャンクション『鳩の休日』にも長年(開局〜)ハトが登場している。また、神奈川県の銘菓のひとつに、「鳩サブレー」というハトの形を模した菓子も存在している。
企業名やシンボルマークでハトにちなんだものとしては、例えばイトーヨーカ堂のロゴマーク(真上に青と真下に赤の中間にシロバトの位置)が存在し、また滋賀県を中心に展開するスーパーチェーンの平和堂のロゴマーク(赤い背景に前にシロバトと後にアオバトの位置)として親しまれていたこともある。