トマトケチャップ
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ケチャップ (: ketchup) とは、トマトなどを原料にした調味料。特にトマトを用いたものはトマトケチャップと呼ばれる。
目次

1 歴史

1.1 語源


2 トマトケチャップ

3 主なメーカー

3.1 日本のメーカー


4 関連項目

5 外部リンク

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歴史

歴史的に「ケチャップ」という言葉は、必ずしもトマトケチャップのみを意味してきた用語ではない。過去にはキノコなどで作られたソースや魚醤などを含む、ソース全般を指していた言葉であった。

文献上は1699年のイギリス最初の俗語辞書 "BE's Dictionary of the Canting Crew of 1699" に、catchup の説明として「東インド奥地のソース(a high East-India Sauce)」と書かれているのが最古らしく、現在の東南アジア起源と考えられ、語源の研究から、小魚にを加えて煮てから発酵させ、濾過して取れるアミノ酸核酸を豊富に含んだ液体、すなわちタイナンプラーベトナムニョクマム秋田しょっつるの様な魚醤であったと考えられる。

これが伝わったイギリスではキノコの保存調味料(キノコに塩を振り、2・3日置いてからしみ出た汁を香辛料と煮詰めたもの)が考案され、現在でもパイやシチューに愛用されているという。その他の初期のケチャップはカキアンチョビロブスターといった魚介類や、クルミインゲンマメキュウリブルーベリークランベリーレモンそしてブドウなど植物素材を材料とするソースが考案され、さまざまなスパイスが加えられるなどして変化しながらバリエーションを増やしていった。

やがてイギリスから伝わったアメリカで、当時ようやく食用とされはじめていたトマトを使ったタイプのケチャップが考案された。最古のレシピは1795年の "Receipt Book of Sally Bella Dunlop" とされるが、切ったトマトに塩を振り、2・3日置いてからしみ出した果汁を香辛料と煮詰めたもので、砂糖も加えていない(現在とは違い、調理中に隠し味として使ったと考えられている)。

その後ハインツ社が1876年詰めトマトケチャップを販売し、広く普及した結果、ケチャップの代表になったといわれている。

日本のトマトケチャップは、明治期にアメリカから伝わったものが最初とされ、一般に普及したのは戦後のことである。

国産製品は明治41年(1908年)、現在のカゴメ創業者の手によるという説もあるが、明治29年(1896年)に横浜で清水與助が創業した清水屋が、明治36年(1903年)に製造販売を開始したという記録が横浜開港資料館所蔵の資料に残っており、これが最初の国産ケチャップであると考えられる。

この清水屋ケチャップは、1913年南区で開かれた勧業共進会で銅賞を受賞し、宮内庁御用達にもなったという。


語源

ケチャップの語源は、福建語の「鮭汁、 kechiap」だという説がある。

この場合の「鮭」は「塩辛」を指す方言字で、サケとは無関係。また福建語と非常に近い台湾語でも塩辛を「鮭」(ke または koe)と呼ぶ。

鮭汁はいまで言う魚醤であり、これがマレー半島に伝わって「kichap」または「kecap」と呼ばれ、さらにこれがヨーロッパに伝わるとキノコ、トマト、クルミなどを原料として「catchup」、「catsup」と呼ばれた。 その後アメリカでトマトケチャップが普及し、現代のアメリカ英語では「ketchup」とするのが最も一般的となっている。

台湾語にはこのほかに、トマトケチャップを指す kiat-chiap-puh (キエッチアップッ)という語彙もあるが、これは日本語もしくは英語からの借用語と見られる。

マレー語の「kicap」とインドネシア語の「kecap」は、現在魚醤以外に大豆の醗酵調味料である醤油の意にまで広がっており、むしろ今日では醤油を指すことの方が多い。

なお、広東語で「濃い汁」をgitjap(ケッチャップのような音)というが、これもケチャップの語源として考えられるかもしれない。


トマトケチャップ有機農法トマトによるハインツのトマトケチャップ

トマトケチャップは、現在ケチャップを代表するものとなっている。

基本的なトマトケチャップの作り方は完熟トマトを加熱してこし、さらに低温で煮詰めてトマトピューレをつくる。それに、砂糖食塩オールスパイスクローブシナモンなどを加える。玉ねぎセロリ、その他の野菜がしばしば加えられる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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