界:植物界 ⇒Plantae
門:被子植物門 ⇒Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 ⇒Magnoliopsida
目:ナス目 ⇒Solanales
科:ナス科 ⇒Solanaceae
属:トウガラシ属 ⇒Capsicum
種:トウガラシ annuum
学名
Capsicum annuum L.
和名
唐辛子
英名
⇒Chile pepper
トウガラシ(唐辛子)、学名 Capsium annum は、ナス科トウガラシ属の多年草または低木(日本など温帯では一年草)。メキシコ原産(アンデス地方という説もある)。実は香辛料または野菜として食用にされる。
「トウガラシ」は「唐」から伝わった「辛子」の意味である。ただし、「唐」はばくぜんと「外国」を指す言葉で、中国経由というわけではない。(詳細な伝来史、香辛料としての異名については唐辛子を参照)。
広義にはトウガラシ属をトウガラシと総称することがあるが、ここでは主に C. annuum 1種について述べる。
目次
1 近縁種
2 品種
3 植生
4 薬用
5 脚注
6 参考文献
7 関連項目
8 外部リンク
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詳細はトウガラシ属を参照
トウガラシが属するトウガラシ属は温帯から亜熱帯にかけて分布している。そのうち栽培種は次の5種である。これらのうち、標準和名では C. annuum 1種をトウガラシと呼ぶ。
C. annuum (トウガラシ)
C. baccatum (アヒ・アマリージョ)
C. chinense (シネンセ種)
C. frutescens (キダチトウガラシ)
C. pubescens (ロコト)
日本で栽培されているのは主にトウガラシだが、沖縄ではキダチトウガラシの品種の島唐辛子が栽培されている。
トウガラシ、キダチトウガラシ、シネンセ種の3種は花の形態などが酷似しており、交配すると雑種ができるが、雑種が形成する花粉の数割は生殖能力を持たないため、この3種の間には不完全な生殖的隔離が見られる[1]。
辛味があり香辛料として使われる品種と、辛味がないかほとんどない代わりに糖度が高く、主に野菜として食される甘唐辛子がある。
香辛料 - 鷹の爪、本鷹、三鷹、八房、ハラペーニョ、スーパーチリ、カイエンペッパー、エスプレット など
野菜 - ピーマン、パプリカ、ししとう、弘前在来トウガラシ、伏見唐辛子、万願寺唐辛子 など
ただし、パプリカには辛いものもあり、乾燥させて香辛料としても使われる。また、ししとうには1割くらいの割合で辛味があるものが混ざっている。
実の形状は、ほとんどが小さく長細いものだが、野生種チルテピンの実は小さく丸い。ほかに
大振り曲状で肩が大きく張り出したもの - 弘前在来トウガラシ
大きく「ベル形」 - ピーマン、パプリカ
といったものもある。
主な品種、栽培種は次の通り。
var. glabrisuculum チルテピン
var. angulosum ピーマン、シシトウガラシ(獅子唐辛子)、ベルペッパー(アメリカ産赤色ピーマン)、cv. angulosumあるいは、cv. gulosumとする説もある。
cv. Acuminoum トウガラシ(狭義)
cv. Fasciculatum ヤツブサ(八房)
cv. Parvo-acuminatum タカノツメ(鷹の爪)
cv. パプリカ
cv. ホンタカ(本鷹)
cv. ハラペーニョ(30,000-50,000スコヴィル単位)
なお、島唐辛子、タバスコペッパー、プリッキーヌーは別種キダチトウガラシの品種である。ハバネロも別種である。